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LUZの熊野古道案内

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2006年 09月 02日

熊野の旅 紀和町入鹿鉱山

 以前にも触れましたが、ここ紀和町はかつて鉱山の町として栄えました。人口も20000人と言われたこともあったようです。勿論、捕虜の人や強制連行など戸籍など関係なく役所打破分からない人も含めてのようですが・・・
 この鉱山は銅を産出する銅山でした。
 銅山と言えば『足尾』『神岡』など公害の元凶として名をはせたところが多いのですが、ここ『入鹿鉱山』はさほどの公害騒ぎはありませんでした。
 ここの鉱山は精錬所を伴わないものでしたから、精錬所から出るガスや廃液に犯されることが無かったからです。
 ここの鉱山を動かしたのは、最近有名になった『石原産業』です。以前、四日市港の汚染が問題になったときも廃液の垂れ流しで有名になった会社で、今回は産業廃棄物を埋め立て用材料として使おうとして問題になっています。
 公害が当たり前の、いや、公害なんて関係なく操業する銅山をやっていた会社ですから、廃液やフェロシルトなんてものは気にもならないでしょうね。
 入鹿鉱山でも採掘で出た『ズリ』は北山川沿いや谷川沿いに積み上げられていますから、測定すれば重金属などの流出はあったでしょうが、精錬所のように凝縮したものを放出するわけではないので、下流でこの水を飲んでいる新宮市や鵜殿村などでも「イタイイタイ病」などの発生は無かったようです。
 今でこそダムが一杯あって電気も豊富ですが、昔は電気も石炭も無い僻地だったので鉱石のままで搬出されたようです。
 精錬所が無いので地元に落ちる金は少なかったでしょうが、おかげさまで公害病の大量発生などに見舞われなくて済んでいます。
 今でも坑口に続く自社などには石原産業の所有地であることを示す看板が立っています。
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 ちなみに石原産業もここらへんでは悪い印象はもたれていません。

by je2luz | 2006-09-02 11:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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