日本の祭り、イベントに付き物なのは雑踏と露店です。
熊野大花火もその例に漏れず露店が立ち並びます。
地元にはもう本職の露天商が居ない状態なのと、大きなイベントなので全国から露天商が押し寄せて大変な数の店が並びます。
昔はきちんと整理できず、かなり入り組んだ形でしたが、今は浜の中は主催者が管理していてきれいに一列に並んでいます。管理する代わりに通路の確保から電源の確保まで世話をしています。
堤防沿いには臨時にはしたが立てられ、放送用の電線や電気用の電線が設置されます。
この露店と言うものはギンギラギンに電気はつける、物は高い、ある意味ではものすごく邪魔なものなのですが、どういうわけかこれを排除してしまうとお祭りがお祭りではなくなりイベントが寂しくなると言うものです。特に夜になるとこれが際立ってきます。
露天商の人たちはイベントを求めて一年中旅をしています。この熊野の花火大会は夏の行事の最後の方のものになります。これから先は秋祭りまで一息つくときです。
露天商は土方以上に天気に左右されます。熊野のように遠いところまで出かけてきて、いや、スケジュールに入れていて台風でも近づけば天気が良くても伸びてしまいます。天候不順が続けば飯の食い上げになりかねません。経費などを考えればあの高い商品も無理のない話しでしょうね。
熊野の花火では浜の出入り口が限られているので搬入搬出も結構大変です。当日の朝には早い業者は準備に入ります。そんな関係もあり花火の決行、中止は朝6時には決定されます。
管理される浜ではなく外に店を構える業者さんも多く居ます。外となると民有地を借りないと出来ませんが、住宅地なのであまり使える土地はありません。それに、人の流れと言うものがあるので場所によるさもかなりまります。我が家の前は会場の中心なのですが、人の流れとかでは商売に向かないところもあります。それでも借りに来る露天商の人が居ます。貸してあげて、雨模様になったりしてまるで売れていないと気の毒になります。ものすごい量の売れ残りを出すこともありますからね。
それにしても高いですね・・・