LUZの熊野古道案内

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2006年 08月 01日

熊野の旅 熊野路の雨と舗装

 熊野地方の雨は滝のように降ります。
 近年では北の方でもかなりの集中豪雨が降るようになったので少し分かってもらえるようになってきたかと思います。他の地方の『恐ろしい降り』がしょっちゅうあるのです。
 屋根に降った雨が樋に入らずに真直ぐ庭に落ちてくるような降り方をします。
 そんなときは庭も水浸しです。当然のように道も水だらけです。側溝の能力が足りなくなって溢れそうになるときもあります。それでも平らなところがほとんど無い地形のおかげで川が溢れて住宅が水に浸かることはほとんどありません。しかし、昔には家を建てなかったようなところに建てた家は床下に水が入ることがあるようです。
 道路にバケツの水をぶちまけたような雨が降ると道路の上に水の膜が出来てしまいます。そうなるとハイドロプレーニング現象を起こしてもおかしくなくなります。そんな時のほとんどの場合ワイパーを使っても前が見えないような降り方なので高速走行する運転手は居ませんが、磨り減ったタイヤなら結構低速でもスリップします。特にアスファルト道路では怖いものです。
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 熊野では国道42号線の内で木本町から有馬町までの2Kmほどの区間では『浸透式』の舗装が採用されています。これは降った雨が流れるのではなくアスファルトの粒子の間を通って下の地面にしみこむものです。
 雨の日以外はアスファルトの粒子が粗いのでタイヤのそう高温が少し大きくなります。しかし、雨の日の効果は抜群です。この区間以外では『ヒチャビチャ』と水を踏む音がうるさくなるのにここではそれが無くなり急に静かに感じます。これは表面に厚い水の幕が無いからです。
 工事の仕方はほとんど変わりないように思えますが、少し高いのでしょうかね。この方法が実用化してから随分になるのに採用されているのはほんの一部ですね。
 この方法の本当のメリットは他の方面にあるように思われるのですが、それについては次回書きます。
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 たまたま我が家の前の国道が光ファイバー工事の関係で細野のやり直しをしたので写真を獲りました。現場の主任さんが使っているカメラに感心していました。
 今時蛇腹のカメラで撮っていれば不思議でしょうね。しかし、ここで使う私の写真はほとんどが1930年代から1950年代までのカメラたちです。このカメラたちの現役頃には『舗装工事』なんて撮ることは無かったでしょうね。日本中『地道』『砂利道』でしたからね。
 いやいや、このカメラはその当時アメリカに居ました、そうなると、すでにアメリカは舗装の時代ですね。
カメラは フォクトレンダー・ビトー2

by je2luz | 2006-08-01 12:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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