LUZの熊野古道案内

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2006年 07月 24日

熊野の旅 熊野路の猿

 前にも書いたことがあると思いますが、熊野市には色んな野生動物が居ます。
 僻地ゆえに外来の動物の侵入はまだ少ないようですが、日本の固有種は内意でも居ますと言える位です。熊野市ですから当然『熊』は居ます。猪、鹿、狐、狸、兎、カモシカ・・・そして猿などです。
 私が子供の頃には戦中戦後の食糧難時代に獲りまくったせいか、こうした同靴は少なかったのです。猿なんて山里に育っても見たこともなかったのです。それなのに今では猪、鹿、猿の害で百姓が耕作放棄しなくてはならないのです。この中で厄介なのが『猿』です。他のは柵を作れば済むのですが、猿は天上まで作らないと止められませんし、扉には鍵をかけないとあけて入ります。地下まで網を深く入れないと尼を掘って入ります。
 これを防ぐ『檻』を農地にかぶせることは不可能です。家庭菜園程度しか作れません。数百万、数千万の世界です。
 これだけ猿が増えてくると、生息範囲もどんどん広くなります。いまや、市街地を除いて猿の出没しないところはなくなってきました。
 国道311号線で海岸線を走ると、磯崎町から先ではほとんどの時に猿の群れを見かけます。波田須に出来た売店の回りは猿の集合場所です。
 今のところ、餌付けしたりする人が居ないのでよってこないし襲っても来ませんが、観光客がうろつくと心配です。各地で起きている人間慣れしてずうずうしくなる可能性があるからです。
 そうでなくても猿は女、子供、老人を舐めてかかります。老齢化指数が40%を越す集落ばかりですから、そういう猿に育てられたら耕作放棄ではなく集落放棄になってしまいます。
 田舎で猿を見かけても無視してください。人間より猿の方が良くて自分も猿の群れに入って暮らすなら仕方ないですが、絶対に餌は与えないでください。野生動物の増加は命のかかった深刻な問題なのです。
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 波田須の夜明け
 カメラは フジカ GS645S

by je2luz | 2006-07-24 12:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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