LUZの熊野古道案内

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2006年 07月 19日

熊野の旅 国道42号線と気象

 今の季節、各地で道路の通行規制がやたらと出ていますね。
 日本は地形上、何処へ行っても山と川が付いて回ります。おまけに、年間雨量では世界で指折りの国です。そうなると、雨による増水による冠水や土砂崩れが起きて道路が使えなくなります。
 あの痛ましい『飛騨川バス転落事故』を教訓に、今では各国道共に危険区間の両方にゲートを設け、決まられた雨量に達すると閉鎖して通行止めに出来るようにしてあります。
 このゲートの開け閉めは非常に厄介なもので、各地にある『国道事務所』が雨量計から送られてくるデータを元に判断します。
 雨量の計測も『連続雨量』と言うことになっています。中休みを入れながら降ると300mm降っても通行止めにはなりません。
 一度通行止めになると雨がやんでもすぐにはゲートは開きません。雨がやんでしばらくしてから斜面が崩落することもあるからです。雨がやんで2時間でしょうか、その間に降らないことが条件です。
 今年の梅雨はこの熊野周辺だけが空梅雨で、各地の豪雨が嘘のような感じですが、通常ですと、日本一雨が多いと言われる尾鷲を通る国道ですから、通行止めになる回数も年間にするとかなりのものです。この監視体制は24時間ですから、夜中に防災無線で国道の通行止めの放送が流れることもあります。
 雨が多く山が険しい地形だけに、通行止め規制のゲートも一杯あります。峠ごとに気性が違うし、集落もあるので、山の中だけを止めるゲートになります。
 熊野から北に向かうと、市街を出てすぐの『佐田坂』にあります。登り口の清滝のところから登りきった飛鳥町小阪までが止まります。次は、飛鳥町を抜けるところから尾鷲市の入り口までです。ここは日本一を誇る尾鷲の南谷を含む『矢ノ川』(やのこ)ですから当然でしょうね。
 次は尾鷲と海山(みやま)との間の鷲毛峠にもあったと思います。更に、紀北町(紀伊長島)と大内山の境の荷坂峠(にざか)にもあります。たった60Kmほどの間にゲートがずらりとあります。運が悪ければ遮断機が目の前で下ります。しかし、もっと運が悪ければ後でゲートが締まって走ることが出来たが土砂崩れで車ごと谷底へ・・・と成るかもしれません。
 これほどゲートの多い国道ですが改修工事から35年を越え、斜面も落ち着いていますから近年では人的被害を出したことはありません。ただ、一旦豪雨になると、ワイパーなど全く役に立たないのが南紀の雨ですから・・・よその方だとゲートが締まらなくても道が見えなくて進めないかも・・・
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 熊野からの第一番ゲート、『佐田坂入り口』です。一旦締まったら最低に時間は開きません。ゲートのすぐ脇に『磯甚』と言う食堂があります。そこでゆっくり時間つぶししてください。確か、熊野名物の『サンマ寿司』や『めはり』もメニューにあった様な気がします。
 熊野の中心部まで戻っても2Kmです。あせって並んでも仕方ないことです。それに、場所取りをしなくてはならないほど車は並びません。

熊野三山と熊野の地図へ   ←←←←をクリックすると案内図が開きます。

by je2luz | 2006-07-19 13:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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