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LUZの熊野古道案内

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2006年 07月 04日

熊野の旅 紀勢西線 紀伊浦神駅 2

 ここ『浦上』は折れ曲がった深い入り江に沿って集落があります。
 リアス式海岸といっても出入りが少なく良港の少ない南紀では珍しい深い入り江です。国道や列車から見ると対岸に集落が細くへばりついた少し大きめな川若しくは河口にしか見えないくらいです。
 この静かな入り江に目を付けたのが『近畿大学』です。きれいな海水と静かな入り江を利用して『水産試験場』を設置したのです。何時の設置か知りませんが結構古くからあるようです。近畿大学の総長の家計である世耕と言う家は南紀のでですから、この辺りにも詳しく目を付けたものでしょう。
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 浦上自体は良港に恵まれても平地が少なく漁業の町として発展のしようが無い所です。そうした意味で、この近畿大学水産試験場の存在はすごく大きいようです。常に研究者、助手、学生が駐在し、作業員も雇用されるからです。更に、研究内容が生活密着の水産関係ですから地元とも密着しています。
 ハマチ・鯛、ヒラメなど、今では普通に養殖されている魚の養殖技術の開発には大きな役割を果たしてきました。さらにフグの養殖の確率など次々と開発を続け、最終的にはマグロの養殖まで進んでいるようです。
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 浦上は平地がほとんどないからでしょうか、国道のすぐそばの空き地程度のところに船の修理所があります。小さな漁船専用ですから『ドック』などというたいそうなものではなく。海の中まで引き込んだ線路の上の台車に船を乗せて引っ張りあげるものです。よそでは考えられないほど狭いところでやっています。
 ここの水産試験場と大阪の近畿大学本部との行き来にもかつてはほとんど紀勢西線が使われていたのでしょうが、今では車の利用が増えてしまったようです。
 まだまだ、高速道路が出来ていないとは言え50Kmほど先の南部(みなべ)まで出来ていますから、随分近くなっています。

by je2luz | 2006-07-04 12:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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