LUZの熊野古道案内

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2006年 06月 28日

熊野の旅 紀勢西線 太地駅

 太地の駅は太地の中心部からはかなり離れた所にあります。
 村ごと、集落ごとに駅を作って線路を曲げた昔の和歌山県会議員や国会議員もさすがに岬の先にある太地の中心部には線路をもって行けなかったようです。持ってゆけば盲腸のように行き止まりで引返すことのなりますからね。
 太地は鯨漁で栄えた町です。
 今でも近海の鯨漁は太地漁協にのみ許されています。ここの鯨漁は江戸時代より更に昔から行われてきたようです。日本の鯨漁が近海から南氷洋に移って、キャッチャーボートにより大砲でモリを打つように変わってからも、その大切な砲手は、ここ太地の漁師が多かったようです。大型捕鯨船団の基地は下関でしたが、古くからの伝統の砲手は譲らなかったようです。
 今でも鯨漁は時々行われます。沖に出て撮ることが出来ないので、許されている追い込み漁という方法で鯨やイルかを湾内に追い込んで捕獲します。
 鯨が捕れた時だけは熊野市のスーパーにも鯨の生肉が並びます。最近では食べる人は減っていますが・・・
 太地の港に行けばいつでも冷凍の鯨肉が替えます。昔ながらの鯨のベーコンも売っています。
 鯨は安いものだと思わないでください。この冷凍物の肉は下手すると松阪牛並ですし、ベーコンも豚ベーコンより高いです。
 太地の駅は町から離れていても、かつては今以上に賑わった太地の港を控えているので結構乗降客があったようです。
 地形の関係で線路が一段高いところを通っていますので。プラットホームからは風情のある木造の屋根がかかった階段が続いています。
d0045383_50248.jpg

 この木造の渡りローカも最早手入れされることも無いのであちこち朽ちてきています。果たして何時までもつのやら・・・
 ホームは典型的な田舎の駅の風情です。狭いホームですから特急の通過時には出ていない方が良いようです。
d0045383_533064.jpg

 こうした光景はモノクロ写真の方が雰囲気を伝えられると思い、ほとんどのシーンをモノクロで撮影しています。半世紀前のカメラで半世紀前の紀勢西線の風情が写しこめれば・・・などと思っています。
カメラは レチナ2c+カータークセノン35mm

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by je2luz | 2006-06-28 05:07 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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