LUZの熊野古道案内

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2006年 06月 14日

熊野の旅 紀勢西線 紀伊佐野駅

 鉄道の駅の名前を見るとそこが昔のどの国に入っていたかが分かることが多いです。
 国鉄が全国に線路を敷いていった時、駅名は地名を使うことが多かったのです。そうなると全国に同じ名前の駅が一杯出来てしまいます。それでは切符の発行も出来ませんから、同じ名前があるときは頭に昔の国の名前をかぶせました。この辺りは『紀伊の国』でしたから、やたらと頭に『紀伊』の着いた駅が多くなります。一番東の端は『紀伊長島』です。それを過ぎると伊勢の国に入りますから駅名も『伊勢柏崎』なんてことになります。
 この『佐野駅』も他にあるらしく『紀伊佐野』になっています。
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 小さな駅ですがこの佐野駅のそばにかつては『巴川製紙』の工場があり通勤客も乗降した時代もありました。数年前にこの巴川製紙も紀州工場を閉鎖し富士の方の工場に統合してしまいました。
 製紙工場は原料のチップや原木を置くヤードもありものすごく広いものです。これでも狭い方だったのかと思いますが、平地に無い南紀では広く感じました。
 工場の閉鎖と共に職場が無くなり、大勢の失業者と転勤者を出し新宮経済の大きな打撃を与えました。
 この工場跡地には広大な敷地を使って巨大なショッピングセンターが出来ました。スーパー、ホームセンター、大手家電販売チェーン、大手洋服やチェーン、大手ファーストフードチェーン・・・など、平面的に並べた本当に広大なものです。
 これが出来ても、都市部と違い電車で買い物に来る人も居ないので『紀伊佐野駅』は換算としたままです。
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 もちろん特急列車など停まりません。カーブの多い紀勢西線でも高速で走れる車両を使っていますから、特急通過をホームで見送るのは怖いくらいです。
 この駅は国道からも離れて落ち着いたたたずまいの駅前広場があります。大きな桜の木以外には何も無い・・・と言う感じの駅前です。
 国道沿いのショッピングセンターはよそのお客さんの目に触れることがあっても、この駅が目に触れることは無いでしょうね。
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by je2luz | 2006-06-14 07:12 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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