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LUZの熊野古道案内

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2006年 06月 08日

熊野の旅 七里御浜の川と漁業

 海の魚たちは結構川の水が好きなようです。
 塩辛いからたまには真水を飲みたいと言うわけではないでしょうが、川からの真水が混じるところにはその栄養分などを基にしてプランクトンが多く発生し、それを食べる魚が増えるのがそうです。そして、更にその魚を食べる中型魚や大型魚も寄ってくるのだそうです。
 七里御浜に注ぐ川は井戸川・志原川・市木川・尾呂志川と始点になる熊野川です。
 熊野川は大河ですから別格ですが、他の川のそれぞれの河口はいい漁場になっているようです。
 よそに行くと川を漁港に使うところもありますが、書いてきましたように七里御浜に注ぐ川は昔から河口閉塞に悩まされてきました。河口が閉塞するのですから船を川に入れることが出来ません。かといって、荒波の熊野灘に小さな漁船を浮かべておくわけにも行きません。漁港のない漁師たちは船を毎度毎度陸揚げしていたのです。
 漁業の方ではそこそこいい漁場だった七里御浜沿岸もそこの漁民には遠い海でした。毎回船を上げ下げするのに人手がかかるコスト高の漁業は成り立ちません。貴書の各駅停車以上にたくさんあった地引網も姿を消し、船は堤防の内側で朽ちかけています。しかし、漁業権はまだ生きています。いつでも出られるように老人たちが船を守っています。
d0045383_8551747.jpg

 この川を利用して台風時に漁船を退避させる『避難港』を作ろうと検討しましたが、JRの鉄橋の高さも低いのですが、それ以上に河口の閉塞を防ぐことが不可能であり、ものすごい突き出し堤防で閉塞を止めれば、それより下流に当たる部分野七里御浜が消滅するので実現不可能でした。
 よそではこの形式で漁港を作り、浜の消滅を招いている例もあります。ただし、因果関係は認められないということになっています。

 次からは紀勢西線の旅に出ます・・・
 カメラは エンサイン セルフィックス820/6*6で使用

by je2luz | 2006-06-08 09:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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