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LUZの熊野古道案内

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2006年 05月 28日

熊野の旅 木本港と漁協

 木本港は漁港としても小さなものです。防波堤も一見大きく見えるだけで自然の入り江に比べ規模が圧倒的に小さいものです。従って、年間を通して安定して使えるのもではありません。少し荒れればつかえないところでは漁港としては困るものです。
 鬼ヶ城から北の熊野には小さな入り江がたくさんあります。日本では昔から『七浦』などと言う表現もありますが、ここでも浦ごとに集落があり集落ごとに漁業を営んできました。自治体制度が出来てからでも『木本町』『泊村』『新鹿村』『荒坂村』と並んでいましたが、漁業の基地はもっと細分化され、漁業組合が六つもありました。ほんの近年やっと合併が成立し、『熊野市漁業協同組合』となりました。
 それぞれに小さな漁港・船着場を持っていますが、その中で一番町に近いのが木本漁港です。本来なら中心的漁港となるべきなのですが、自然条件が良くないのでそうはなれません。
 外海に面したほんの小さな波止場ですし、魚も水揚げも多くありませんから港の水はよく澄んでいます。
 アジや鯖子やカワハギなどが足元を泳ぐのが見られます。船の出入りも少ないですから、ゆっくりと港を見ていられます。ここの水が濁るのは大敷網を引き上げてきて洗浄する時だけです。
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 近年は熊野灘が外海だとは言え水が汚れているそうです。網に付着するヘドロのような微生物がうんと増えたそうで、洗浄する時はものすごい匂いと赤茶けた泥水が出ます。そんなときでも外海同様の船着場ですからすぐに拡散してしまうようです。
 木本漁港には立地条件を生かそうと言うのか、近年になって『活き魚』を扱う建物や『加工場』などが建設されています。これで魚が水揚げされれば活況も呈するのでしょうが・・・
 水揚げや網上げはここでやらないからか、クレーン施設などはしてありませんね。加工場なども高波時には波が来ることを前提に立てていますし。クレーンなどの施設は難しいのでしょうね。
d0045383_1224069.jpg

網置き場には網がありますが、大敷網など何百メートルもある大型の網はこんなところに揚げて補修も出来ませんから獅子岩の横の砂利浜に広げて行います。
 昔は網を直す年老いた漁師の人は写真の画材としてよく使われたものですが、今では見かけることも少なくなりましたね。
カメラは ウエルタ・ウエルチ I

 

by je2luz | 2006-05-28 12:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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