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LUZの熊野古道案内

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2006年 05月 21日

熊野の旅 特別記念物とは・・・4

 『特別天然記念物』とは結構不便ね物だと言うことはお分かりいただけたかと思います。
 こうした不便なものは他にもたくさんあります。
 南紀観光の目玉でもあった『国立公園』も建前上は厄介なものです。
 アメリカのヨセミテ公園とかグランドキャニオンのように人里はなれたところを指定して保護するのと違い『吉野熊野国立公園』などというものはほとんど全部民有地で生活圏にあるものです。それなのに法律では現状維持を義務付けています。それゆえに国立公園と言いながら面的な広がりが無く、点々と指定箇所がある状態です。
 昔の社会の教材の地図には国立公園がはっきり記載されていましたが、あの色塗りの範囲はかなり違っているようです。私もこの熊野市の海岸にある国立公園の指定地のはっきりした境界線はしかとは知りません。熊野市はこの国立公園の端っこであまり広くは掛かっていないようです。『獅子岩』『鬼ヶ城』は入っているようですが『七里御浜』はどうなっているのか分かりません。指定されていないとしか思えない土木工事が行われています。
 もし、指定がされているとすれば高潮対策など出来ないのです。生命財産が危険でも工事をすることは容易ではないのです。乱開発を防ぐ足かせが防災にも掛かってしまうからです。
 国立公園法も今ではカビの生えた法律になってしまっていますから、保護のほうもいい加減になっているのでしょうが・・・
 文化財にしろ、国立公園にしろ、世界遺産にしろ個人の財産が指定されると持ち主は結構大変です。指定される人全員が余裕のある人とは限りませんからね。
 尾鷲で起きた熊野古道に関連するトラブルは表面化したもので、もっと迷惑を受けている人も一杯居るのです。
 狭い国土、どこまで入っていっても集落があり民有地である日本でこうした公園や自然遺産を指定する難しさがあります。地元の人の協力が得られなかったら成り立たないし、継続できないのです。
 観光地でも眺めている物や道端のもの全てが民有地で個人のものです。それなりのマナーを守ってもらわないと段々地元民がいやになります。そうなると、銭を稼ぐだけの人間が表に出てきて『いやーな観光地』になってしまいます。
 日本中、有名観光地や観光寺などそんな所だらけになってしまいましたね。私などそうした場所が大嫌いです。そうならないようにお客さんも地元民も譲り合ってください。
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by je2luz | 2006-05-21 10:02 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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