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LUZの熊野古道案内

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2006年 05月 14日

熊野の旅 熊野古道の脇道 紀和町 丸山千枚田 6

 熊野市紀和町丸山の丸山千枚田について書いていますが、これほどきれいにそろった棚田はこの近くには無いのですが、棚田自体は一杯あります。一杯あるというより、よそで見られるように平らなところにある田圃の方が少ないのが紀州のように山の険しい所では少ないのです。第一、平らな土地を作り出す川が平野を作っていないのです。固い岩盤のせいか自分が通る道筋を確保するのがやっとのようです。熊野川水系が紀伊半島南半分の水を集めるのですが、まともは川原は河口までほとんどありません。
 棚田のことを私たちは『山田』と呼びます。川のそばのわずかな平地に対し、山裾で水田に出来そうなところを開墾して確保した田圃のことです。
 丸山千枚田でもそうですが、山田では田圃一枚一枚が小さなものです。石垣を高く積み上げて、やっとこさ小さな田圃が確保できるのです。道などもまともに確保できていないものが多いですね。
 昔は牛で耕作していましたから、階段でも牛をつれて行けました。今の耕運機は不便なものであの大きな牛が通っていた田圃の道では入ってゆけないのです。かといってこうした狭い棚田に耕運機が入る道を確保すると田圃がなくなります。
 山間部でも今式の圃場整備が行われましたが、出来上がる他の面積は元の50%以下なんてところまであります。そんなところは今式土木の法面が石垣ではないので崩れだし、使えなくなるものが続出します。
 丸山千枚田はど真ん中に道路が入りましたがそれ以外は昔ながらのまま残されました。その風景は日本人の持つ『田舎』のイメージにぴったり合うものです。ただ、紀州の家は例え古くても吉野や信州のような田舎風の建物ではないので、その面では観光的には損をしますね。
 写真のような光景も『日本の田舎』にふさわしいものだと思います。
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カメラは コダック メダリスト

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by je2luz | 2006-05-14 12:08 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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