LUZの熊野古道案内

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2006年 05月 01日

ゴールデン・ウィークと熊野古道

 国内の観光は長年下火とはいえ、日本人はゴールデン・ウィークよ菊とどこかに行きたくなるものらしいですね。
 昔は、春の観光シーズンともなると、1号車・2号車・3号車・・・12号車などとものすごい数の観光バスが列をなして南紀勝浦に向かって走ったものです。その当時には観光地と言えば鬼ヶ城・獅子岩・那智山・瀞八丁くらいのものでした。
 道が悪かったにしろ『本宮大社』などに回る観光客はほとんど居ませんでした。新宮の町中にあり、目の前を国道が抜けている『速玉大社』ですら素通りしていたものです。
 まして『熊野古道』なんてものは本当に限られたマニアの尋ねるところでした。道は寸断され通れないところのたくさんありました。三重県側の『伊勢道』になると山林労務の道として使われるところ以外は分からなくなっていたものです。
 時代は変わり、観光バスが走ることも珍しくなり、列車は空っぽと言う状況になり勝浦温泉では随分旅館が廃業しました。もう少し都会に近い『南紀白浜』などはゴーストタウン化したのかと昔日を知る者は感じるほどです。
 そこに降ってわいた『世界遺産指定』でしたから、お役所と一部の観光業者は小躍りしたようです。私などは覚めた目で見ていたので不思議がられましたが、観光ってそんなに甘いものではないですからね。
 最大の都市、東京から550Km・・・列車で来て運賃だけで3万円・・・旅館は1万以上・・・
 アメリカ西海岸まで4万円とか・・・グアムなら3万・・・ホテルは20$もあれば・・・
 これでは馬鹿らしくて若い人などこちらに来ませんよね。
 目の前の国道42号線は確かに普段より車は多くなっています。もちろん停滞など縁の無い程度ですがね。
 鬼ヶ城とか本宮・速玉・など旧来の観光地には少しは駐車場も用意されていますが、熊野熊野古道に関してはほとんど用意されていません。入り口付近に数台とかの話です。
 ありがたいことにそれが麻痺するほどマイカーのお客さんが来ていません。他の観光地ほど車の客が来たらなんともならなくなって地元とのトラブルが発生するでしょうが、そうはならないです。
 あと二年もすれば『熊野古道』が『世界遺産』であることが世の中では忘れられると思います。
 しかし、『熊野古道』は消えるわけではありません。少し草生して荒れ加減になったほうが『らしく』なると思います。そのときになって良さの分かる人に来ていただきたいですね。
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 新緑に覆われだした『松本峠』です。連休ならすれ違う人も居ると尾思います。普段は道の真ん中に三脚を立てていても大丈夫です。人払いしなくても写真は撮れます。
 カメラは エンサイン・セルフィックス820

by je2luz | 2006-05-01 11:45 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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