LUZの熊野古道案内

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2006年 04月 23日

熊野の旅 昔の味 子供のおやつ 1

 私が子供の頃は大昔ではないにしても食料が乏しい時代でもあり、かなり昔の食生活に近い物だったのだと思います。
 子供におやつなど出ることはほとんどありませんでした。出るとすれば「ふかし芋」「干し芋」「なんば(とうもろこし)」「マクワ瓜」「ふかした新じゃが」などでした。
 子供たちはおやつを自己調達していたのです。自力更生・・・当然のように探す対象は今の子のようにスーパーや商店の売り場ではなく、日ごろ遊んでいる野山、川原、畑です。自然物なので季節によって食べられるものが変わります。まさに、『旬の物』を食していたのです。
 この時期だと『笹竹』の筍は生で食べられました。東北の方では笹の筍を食べるところがあるそうですが、この辺の笹は熊笹などに比べると小さいので皮をむくと何も無いくらいです。腹の足しになるほど食べられるものではないですが遊びの一環で食べましたね。
 他のターゲットはまだ小さいうちのソラマメです。大きくなってくると生臭くて生では食べづらくなりますが本当に小さい頃は生でもおいしいです。ただし、これは大切な作物なので危険の伴う食料調達でした。
 今の時期、怒られないで食べられたのは田の石垣に植えられた『さつきの花』でした。丸石で積んだ石垣を補強するためにさつきが一杯植えられているので石垣が赤くなるほど咲きます。この花は少しすっぱいものです。これもお腹の足し荷はならないのですが口の寂しかった昔の子には大切なおやつでした。更に、さつきの葉に出来た『コブ』も食べました。虫に食われたりすると出来るものらしいですが『蓚酸』があってよくないとか聞いたこともあります。誰も死んだ子供も居ませんが・・・
 野山のおやつの王者は『ゴンパチ』でしたね。「イタドリ」と言うのが標準語かと思いますが、いたるところに生えてきます。細いやつは駄目ですが太くて折る時『ポン』と鳴る肉厚のものが上物です。手で皮をむいてそのままかじります。酸っぱくておいしいものです。これの酸も『蓚酸』で発がん性があるとか後日言われましたね。
 こんな風に色んなものを食べながら遊んでいました。
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 『ゴンパチ』ですが、こうなってしまうと食べられません。
 地面から顔を出して日当たりお良いところなら30cm日陰なら60cm位までで枝葉の出ないうちに採ります。
 同じ株から毎年出てきます。アスパラのような感じで良く肥えたところの良い株からは毎年良い『ゴンパチ』が生えます。
カメラは フォクトレンダー・ビトーII

by je2luz | 2006-04-23 12:15 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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