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LUZの熊野古道案内

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2006年 04月 16日

熊野の旅 熊野路、庶民の味 1

 熊野は海のそばですから昔から魚をたくさん食べてきました。魚ばかり食べてきたと言って良いでしょう。
 ここは外海ですから汚染物質は拡散してしまいますし、工場と言っても三つの製糸工場があっただけで他の工業は一切ありませんでしたから怖い公害病の心配もありませんでしたが、そんなものがあるところなら間違いなく庶民は発病しただろうと思えるほど魚を食べていたものです。今は、全国平均より少し多いくらいしか魚は食べていないような気がします。
 前にも書いたように、この辺は冠婚葬祭何があっても『シビの刺身』・・・マグロの刺身が出る土地柄です。つまり、ものすごくたくさん消費するけどご馳走だったのです。御呼ばれで食べる機会はものすごく多いですが、自分で買って食べるものではなかったのです。
 海の魚と言うものはものすごく多いです。いまだに名前の分からないものが取れるくらいですからね。それだけに、数限りない種類のものを食べてきたのです。
 庶民が口にしてきたものに『とうひゃく』という魚があります。どうも『しいら』らしいですね。長くて鱗があるような無いような魚です。
 この『とうひゃく』は生でも食べますがアレルギーを起こしよいらしく、ものすごく新鮮なの以外は駄目だとか言います。そのため、あまり生で食べようとはしませんね。塩焼きなどにしますが、干物にして出回ることが多いですね。大きな魚ですから『切り身の干物』で出てきます。
 背中が青くて腹の方は銀色に脂の黄色が掛かったものです。適当に脂もありそこそこのものですが、大敷(定置網)に掛かる時は大群でかかりますから当然のように安い干物になります。従って、この『とうひゃくの干物』は安い魚の代名詞でもあり、庶民の食べ物だったのです。
 最近では安いからと言って皆が食べると言う時代でもない様ですね。
 これがものすごく旨ければ別ですが、あくまでも「そこそこ」ですから・・・
 熊野古道歩きにこられた時には買って帰ってみてください。旅館ではあらかじめ催促しておかないと出ないと思います。・・・客に出すようなものじゃない・・・と、思っているでしょうからね。
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by je2luz | 2006-04-16 10:13 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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