LUZの熊野古道案内

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2006年 04月 12日

熊野の旅 熊野路、初夏の味 3

 熊野の川にも昔は天然の鮎がたくさん居ました。
 全国でも有数の清流『大又川』には本流熊野川から遡上した物がいたのです。
 昭和30年代に次々と作られたダムにより熊野川水系は河口の新宮から北山川、十津川の二本の支流、最下流のダムのところまでしか鮎、うなぎの遡上が出来なくなってしまいました。いまでのそこまでの川には天然のうなぎや鮎がたくさん居ます。
 だむん建設と共にダムの補償で稚鮎とうなぎの放流が開始されました。その放流は今も続けられていて、桜の咲く頃に琵琶湖などから稚鮎が運ばれてきて大又川各所に放されます。この放流鮎も稚鮎から清流、急流の中で育ちますからおいしい鮎に育ちます。ただ、昔のように新宮の河口から延々と川をさかのぼってきて大又川まで上ってきたものとは運動量も違い大きさも小ぶりになります。
 6月の解禁と共に大又川には釣り人の姿が見られるようになります。よそからのいりこみの釣り客も結構居ます。
 紀伊半島でも少し前に大台ケ原の山裾、川上村に大迫ダムが出来て鮎つりのメッカが一つ減りました。ダムが出来るとその下流に残された部分も水質が悪くなって鮎の成育に悪い影響が出るものです。
 熊野市は今度の合併で紀和町をしない荷物用になりましたから、天然の鮎の釣れる北山川下流部分も市内と言う事になりました。そちらは大河です。流されると大変と言うくらいの大きな川ですが釣れれば天然ですね。
 大又川の鮎つりも遊漁がばかりなので中々大又川の準天然鮎が口に入ることはありません。漁業者がいないのですから仕方ないですね。大又川漁業協同組合なんて立派な団体があるのですが・・・設立は古くダム建設のときです。
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by je2luz | 2006-04-12 11:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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