LUZの熊野古道案内

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2006年 03月 19日

熊野の旅 七里御浜の釣

  七里御浜は弓なりに続く砂利浜で、昔は地引網漁が盛んに行われた漁場でした。
 今でも、春先になるとほんの少しだけ地引網が巻かれることがあります。狙うは『小鰯』です。今では沖捕りしたものが市場に出回りますが、元々は地引のものでした。
 地引で小鰯が狙えるということは、岸近くに小鰯が回ってきていると言うことです。
 海の中は『食物連鎖の輪』が出来上がっています。小鰯が来るということはそれを追って中型の魚、大型の魚が岸に寄って来ていると言うことです。
 高校時代などは春先の気候が良くなる頃になると、波打ち際に座って海を見ることも多かったものです。そんな時、目の前でカツオやサバ・ハマチが跳ねるのを良く見かけました。その回りにはイワシの群れが居て水面がちりめん皺のようになっていました。追いかけられる方向が岸に向かうとイワシたちが波打ち際に打ちあがって来たりします。
 春先の七里御浜は波が穏やかなので簡単に拾うことが出来ます。晩のおかずに拾って帰ったこともあります。近年は魚影も薄くなっているようですし、波打ち際に座る人も少なくなっているのでそうしたことも余りないのではないでしょうか。
 春先から初夏まではこのカツオ・サバ・ハマチを狙った釣が行われます。ルアーで魚の跳ねている所を狙うものです。
 生餌の用意が要らないので地元の釣の好きな人は暇があると堤防から海を眺めて魚が騒ぐのを待っています。この釣を地元では『そし』と言います。ぶんなぐることを「そしとばす」と言いますから同じニュアンスでしょうね。
 七里御浜は駆け落ちが激しく、目の前で水深が深くなるので、こうした魚が騒ぐのも目の前になります。魚の顔が見えるくらいのところですから投げるのが下手でも届きます。しかし、走りにくい砂利浜で魚群を追って走り回るのですから脚力・体力は必要です。
 トランクに投げ竿とルアー用具を積んでこられたら釣れるかも知れません。
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 数少なくなった地引網の和船です。浜から船を出し浜に船を戻す漁には人手がたくさん要りますから今の時代には難しいのです。
 カメラは ウエルタ・ペルレ

by je2luz | 2006-03-19 11:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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