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LUZの熊野古道案内

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2006年 03月 10日

熊野の旅 番外 宇陀市室生寺3

 室生寺は都からもさほど遠くなく、それで居て結構山深いところにあるので、昔の人にとっては随分奥山まで来た感じがしたのだと思います。今でも国道や近鉄線のある室生口から室生川沿いにさかのぼってくると段々別世界に入るような感じもします。
 今は道が改良されてこの皮の風情もすっかり失われてしまいました。狭い渓谷を通る道路ですから2車線化すれば谷の様子が変わってしまいます。
 この室生川には蛍が生息しています。夏になるとあちこちで蛍が乱舞します。道路と川しかない地形なので草むらに入ったりしなくて良いので蛍見物には向いたところです。
 開けようの無い谷あいにあるので道路以外は昔の風情を残しています。それに、室生寺と隣接する龍穴神社の周辺は樹齢数百年の杉が立っていて雰囲気を盛り上げています。
 この神社とお寺の来歴からするとこの杉の古木でさえ創建当時のものではないはずです。
 先年の台風でここ室生寺の国宝・五重塔が倒れた杉によって破損しました。今は、完全に復旧されています。そして、倒れた杉も撤去されて明るくなっています。人によっては雰囲気が壊れたと思うかもしれません。しかし、杉も古木になるともろくなってきます。天辺が枯れてきたり太い枝が折れて落下したりもします。そして、何より昨日の屋根や今日の写真のように落ち葉が屋根に落ち屋根を腐らせ、一年中日の差さない建物を傷めます。
 先年を越える年月の間にこうした建物に悪い環境になってしまったのでしょう。
 五重塔の周りは災害により日が差し風が通るようになりましたが、文化財を本当に守るのなら他の建物も日が差し風が通るようにしてやるべきでしょうね。
d0045383_1129271.jpg

 屋根の上の葉っぱが楓などだともっと雰囲気がいいでしょうね。それに楓のような落葉樹なら日が差し乾燥する季節のあるのですが・・・それでなくても、霧に閉ざされがちな谷沿いなのですから・・・

by je2luz | 2006-03-10 11:31 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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