今はどこの街でも「ハザードマップ」が作られているようです。
その立地条件によっては同じ水の災害に対するマップでも、「豪雨洪水」と「津波」ではかなり違いが出るでしょう。
「豪雨」からの災害だと、「川」との関連が大きく作用し、浸水する危険度は海抜だけでは決まらないところもあるでしょう。
例えば私の住む木本町新出町などは海抜にすれば10m~11m程ですが、高城川、西郷川、井戸川からの溢水はここには届かないでしょう。
でも、津波に関しては目の前の15mの堤防を越えると水量が少なくても直接影響を受けます。
長時間となると記念通りのほうが水深が深くなります。
このようにケースバイケースで被害も異なることもあります。
しかし、百年に一回とかの災害となると、ハザードマップの適用範囲が広く水位などは場所に違いの差がうんと減るでしょう。
この最悪の条件で書かれたハザードマップが街造りのベースだと思われます。
現状の町との差があって当たり前でしょう。
ハザードマップではそこのあってはならない建造物などを将来的に安全なところ閉店させるということが求められることだと思います。
熊野の場合だと殆どが一般住宅なので「新築規制」をなんとか実現するべきでしょうね。
工業地帯となればもっと深刻だと思われます。
金属加工工場からオイルが大量に流出しました。
今回は「青酸ナトリウム」が流出したようです。
私の友人もメッキ工場を経営していたのですが、大崎のおかのうえ、戸越銀座から登ったところで水害には縁はありませんでした。
他にも「化学工場」など水没したら大変のものがたくさんありますね。
今までは「ハザードマップ」など関係なく「経済優先」でやってきましたが、これから先は、安全な街造り、国造りの根本に「災害に強い安全な工場」を作ってゆくべきでしょう。
高度成長、大きく伸びる国…は望めないのですから、方向転換する良い時期なのではないでしょうか?
東北では嵩上げした新しい街を作りましたからね。
新規立地、プラントの更新などを機会に、少しずつ移転すれば半世紀ほどでかなり進むのではないでしょうか?
やらなくては出来ないでしょう。