「広報くまの7月号」で…
「後期高齢者医療被保険者証が変わります」 という記事がありました。
新しい後期高齢者医療被保険者証(ピンク色)が7月中旬に簡易書留で郵送されます。若草色の被保険者証は8月1日以降使用できないので注意してください・
ということで、これが今日届きました。
後期高齢者医療と言っても一本ではありません。
前年度の所得により負担率が変わります。
中期のときも同様ですが、後期高齢者は1割だと一般に思われていますが、少し所得があると一般の国保と同じ、3割負担になります。
私は一時期「三県労」の保険にいたことがあり、そのときは本人0割でしたが、それ以外はずっと3割負担で、高齢者になっても据え置かれました。
後期になっても3割据え置きでしたが、今度の保険証から1割に落ちました。
医者にかかればうんと安くなるということですが、これって嬉しい話ではないですね。
3割負担の保険証が来るということは所得があるってことですからね。
でも、制度上仕方ないのですが、こうしたものの計算根拠は「前年度所得」になります。
年末まで働いていた人で半年の時差があります。
そして、計算根拠の確定申告時点ではなく、適用は8月1日からです。
若い時ではなく、所得が増える人ってほとんど居なくて、所得が減り、負担が軽減される人が多いはずです。
高齢者は受信する率が少しずつ上がるでしょうしね。
下がるまでの半年のタイムラグって小さくないでしょう。
今の時代なら、算出・通知発送・適用を早めることは可能でしょうね。
まあ、医療費が増えて困っているときですからそっち向きに進むことはないでしょうね。
同封されてきたのは「令和元年度 後期高齢者医療制度のご案内」と言う三重県後期高齢者医療広域連合会発行の40ページほどの小冊子です。
懇切丁寧に書かれていますが、もともとわかりにくい保険制度ですから後期高齢者が読んでどこまでわかるやら…
それに、小冊子の文字は読めない人も多いでしょうね。
願わくば、計算ミスとかしないで適切に金額を決めて徴収してほしいものです。
不思議とこうした事務のミスが多いですからね。
本人は気が付かないし、気がつくまで生きていないし…
日本国民は法律もこうした制度も知っていなくてはならない建前になっています。
にしても、いろんなケースに対応するために、こうした制度はものすごく複雑です。
「損しないように…」なんて土台無理でしょう。