台風3号はこの辺では何事も無く、雨もまともに降らないまま終わりました。 あのコースであの大きさなら騒ぐことも無いものですが、近年のおかしな気象で台風本体でも無い所や台風が居なくなってから集中豪雨が襲っています。 熊野は72時間雨量で50.5mmなんてものでした。 警報などは出していましたけどね。
大雨風が終わってからの低気圧による豪雨で北九州などでは、広域に「4」が出ていました。 恐れずに出すのも大事ですが、現場に合わない広域の避難勧告はオオカミと少年を作るだけです。 「自分は大丈夫」という楽観視が生まれるのは防災では常識なんです。 まして、「3」どころか「4」まで乱発したら効き目が無くなります。
何処の役所でも「防災対策課」とかがあって、職員が配置され、県だとかと結んだシステムが置かれているはずです。 でも、本当は大変重要な部署だし、知識も興味も無くてはつとまりません。 自分の町の特性を地域ごとに把握している必要があるのです。 大きな町では難しくはなりますが、「何処の川沿いのどの辺には危ない家がある」位は把握していなければならない部署です。 現場を預かる「消防団・水防団」が高齢化してきているので統括する役所の役割が大きくなってきています。 役所には「定期異動」というおかしな制度があります。 「不正」「汚職」を防ぐために始まった面もあるのですが、そんなことで本来の職務にプロが育たなくしたのでは駄目でしょう。 洪水・山崩れ・地震・津波・・・ 困ったことに熊野市には全部あります。 ぜひ、プロを育ててください。 これが今日の米軍の衛星写真です。
少し前にこの位置に台風3号になった低気圧が居たんです。
ほぼ同じ所に出来ています。
この周辺の海水温度は少し高めです。
今年は「男性型の梅雨」になりそうですから、嫌な雲です。
ところで「男性型の梅雨」って、多分使ってはいけない表現でしょうね。
それ、今では女性の方が怖いし・・・