LUZの熊野古道案内

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2006年 03月 01日

熊野の旅 熊野の地名 大泊・小泊

 熊野市には大泊と言う地名があります。比較的大きな湾で白砂の海岸のある町です。
 紀伊半島は外洋に面しているので海水浴場が少ないのですがここは海水浴場に指定されています。何度か写真も載せたところです。
 この大泊は昔の泊村です。集落としては同じ湾に面したもう一つの磯崎と一緒に一つの村を作っていました。
 この集落は今は『磯崎』(いそざき)と呼んでいますが、以前はほとんどの場合『こどまり』(小泊)と呼ばれていました。大泊に比べ岬の途中にある小さな入り江に小さな砂浜がある漁師町ですから、大きな浜を持つ大泊に対して小泊と呼ばれたのだと思います。
 昔は漁師町は浜のあるところに作られることが多かったのです。
 木造和船を浜から海に押し出して漁をし、終わると引き上げていたのです。それが出来るほどbの小さな和船が主力だったものです。しかし、港が整備されるようになるとこうした『浜』から船を出す漁師町は廃れてゆきました。
 今は小泊の方は防波堤のある漁港に整備されて漁師さんがまだたくさん居ますが大泊からはほとんど姿を消しました。そして、元は小さな砂浜があったところは完全にコンクリートで固められて緩やかなスロープの船揚げ場所になっています。船揚げ場所があってもいかにも狭いところなので所属の船全部を陸揚げすることは不可能です。それに漁船が昔より大型化してしまい簡単に陸揚げできなくなっています。
 この『小泊』と言う呼び方はほとんど使われなくなってもうすぐ忘れられてしまう地名でしょうね。
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by je2luz | 2006-03-01 09:00 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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