「地域振興券」熊野市では「レインボー商品券」と言われる、中小商店にてこ入れする補助金施策が続いています。
国が特別に補助金を増やした年には割引率が上がり、少ない時にはその自治体の補助になるので割引率は少ないのですが。毎年、それなりに発行されています。
2016年の場合だと、10000円払えば12000円分の商品券が買えました。
7月頃の発行で12月頃までに使わなくてはならないし、地元の商店で加盟している店しか駄目、スーパー、ホームセンター。コンビニでは使えないので今の時代使い勝手が良いとは言えないものです。
今取りざたされている、消費税増税に伴うポイント還元も同じように使いにくい所がありますね。
なにしろ、田舎では商店街などありませんし、酒屋も魚屋も八百屋もほとんど姿を消していますからね。
この「レインボー商品券」に関しては、発行し始めてすぐから商売人による不正購入と使用が噂されていました。
私も公私にわたって「気をつけないと簡単に莢稼ぎできるぞ」と指摘してきましたが、証拠を握っては居ないので告発も出来ず・・・
役所は「そんなことせんでしょう。」などと楽観的に話していたのです。
発行時に「大口はナンバーを控える」「商売人はナンバーを控える」などの対策を提案しても全然応じませんでした。
長年そうしたシステムで発行してきたので、「悪」はどんどんつけあがったでしょうね。
一人10万円。一家4人で40万円買って。そのまま、換金すれば8万円稼げちゃうのです。
濡れ手に粟ですよね。
ナンバーを控えても数人がぐるになれば証拠が握れなくなるのですが・・・
初期から噂になっていた人が多分入っているのでしょう。
田舎ですから、組織も甘いですが、動向はばれよいです。
新聞で250万円となっていましたが、長年だし、氷山の一角でしょう。
この「莢」の部分は公金・税金なんです。
不正があってもお取り潰しというわけには行かないし・・・
はてさて、商工会と市役所は今年の発行はどうするのでしょう。
「性善説」が通らない情けない現状が表に出ましたからね。
それも、身内からです。
立派な「詐欺事件」です。