発表された推計人口の続きです。
この数字の元になって居るのは「国勢調査」で、その数字に各自治体で登録されている人口の動きを毎年の10月1日の数字で補正して発表しているようです。
今は、そうしたものもデジタルデータ化されて居るので集計、分析するのも楽でしょう。
総務省の発表している概要は・・・
この下り坂は1981年代には予測されていたのですが歯止めは掛かりませんでしたね。
黒い部分のは「自然増減」で、完全なマイナスですが、外国からの流入などの「社会増減」はプラスです。
今年からの外国人受け入れ枠増大でこの部分はしばらく上昇するのでしょう。
でもこれもいつまで続くか分かりません。
日本社会が本当に受け入れ、融合して行くので無ければ続かないし、すでに起きかけているとも言われている「外国人労働者の逃げだし」が表面化すると社会的な混乱も大きいでしょう。
日本という国の社会構造、産業構造が崩壊しかねませんからね。
これが「自然増減」の元になるグラフです。
注釈にありますが左端の二年は沖縄県が入っていないので出生数がいったん跳ね上がってから下がるように見えます。
男は2005年、女で2010年頃から生まれるより死ぬ方が多くなり、自然減の数字もどんどん大きくなっています。
でも、これだけ年寄りが死んでいるように見えてもしばらくは年寄りは増え続けます。
2018年には全国でも70才以上が20.7%、75才以上の後期高齢者でも14.2%にも達したようです。
後期高齢者の私とすれば仲間が多いと言うことですが、社会的に見れば大変なことですね。
人生に定年制を敷くわけにも行きませんしね。
75才まで働かせてもその先が14%も居ると言うことです。
消費税を少々引き上げても、年金支給年齢を引き上げても足りないですね。
「姥捨て山」「楢山」なんて古い日本では、老人を支えきれなくて生み出した知恵があったようです。
恐ろしげな話ですが、この数に「中高年引きこもり」61万人とやらを加えると・・・
外国人を呼んで最賃法以下でこき使って済む問題ではないです。
隣の中国も韓国も急速な高齢化を迎えるようです。
人口の増えすぎた「地球号」が楽になるのでは無いのです。
片方で人口爆発を起こしていますからね。
国・人種があるので、富の再配分も人口の再配分も不可能なんでしょうね。