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LUZの熊野古道案内

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2019年 03月 24日

風と花火

 花火にとって天候は盛大になるかどうかの大きな要因です。
 熊野の場合、雨だけでは無く、台風と高波が大きく関わってきます。
 何しろ目の前が熊野灘で遠くに台風が居ても余波のうねりが押し寄せてきます。
 潜堤が出来てかなり軽減してくれますが観客席が七里御浜ですからね。
 近づいてくる時には刻々と波が高くなりますから危なくて開催を宣言できません。
 何年に一回かは延期になります。
 一番伸びたのは9月の頭になったことがあるくらいです。
 8月17日が花火の日ですが8月の頭から気象衛星の雲が気になるのです。
 大がかりの花火なので花火師さんも大勢必要ですから、一日の順延分は確保してもずるずる延ばせませんから、予備日は飛んで後ろになりますね。
 台風が発生すると浜の設営だけでは無く、堤防の上に桟敷も駄目になります。
 床まで張ったままで台風が来れば危険物を並べた状態になります。
 昨年の台風で大阪の屋根などが飛ぶ光景を目にしたと思いますが、吹きっさらしの木本堤防上の架設桟敷などはもっと飛びよくなります。
 口を酸っぱくして警告していないと平気で放置されます。
 昔は自分の家の裏に作ったやつですから気を遣いましたが、今は、全部よその人ですからね。
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 天気が良くて波が無くても「風」の花火の出来に大きく関わってきます。
 この試射の花火は風によって変形しています。
 肉眼で見る分には多少の変形は問題ないのですが、花火が破裂する時の煙が風向きでどちらに流れるかも問題になります。
 打ち上げ花火はまだしも、熊野市の売り物の「鬼ヶ城大仕掛け・巌頭の轟き」には大きな要素なのです。
 試射の時のように山から海へ吹く風だと煙は観客の方に来ないので自爆花火が見えるのですが。鬼ヶ城から木本向きに吹くと煙幕を張った状態になってしまいます。
 白煙の陰で花火が開くので音はそのままですが、「ああ、今のは赤い花火だったんだ」なんて色の判断しか出来ない年もあります。
 扇風機で飛ばせるような範囲でも無いですしね。
d0045383_10291622.jpg
 これは変わり咲きの花火ですね。
 一斉に発射して何十輪も咲かせれば面白そうな花火ですが、どっち向きに開かせるかに工夫が要りそうです。
 今では上手に開かせている「ニコちゃんマーク」「金魚」などの平面花火も初期には向きが合わなかったこともありましたからね。 
 そうしてことを含めて「試射」を行うのでしょう。
 木本は許可を取りよいでしょうしね。



by je2luz | 2019-03-24 10:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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