来月2日には、世界遺産・花の窟神社で「お綱掛け神事」があります。
ご神体の岩山から下界まで張り渡す「お綱」をみんなの力で張り渡す神事です。
2月と10月の2日の日に行われます。
半年では無く飛んでいるのは台風の影響かも知れませんね。
今はクレモナのロープを添えて張りますが、元来は荒縄状の長ーい綱を崖の上から松の木の枝を中継点に下まで張ったのですから。台風時期には耐えられなかったのでしょう。
祭りに関しては「紀伊続風土記」に出てくるようです。
同じような記述が「日本書紀」にあり、出雲・伯耆国にあるそうですが、そちらは誤記なんだそうです。
八つ橋だけでは無く。何でも本家争いってあるんですね。
この縄を引っ張る「お綱掛け神事」は毎回書きますが一般の人が自由に参加できます。
有馬の人で無くても良いのです。
そして、この長い綱は地元の人たちで作られます。
神社の前、道の駅「お綱茶屋」の所にある小屋で作ります。
稲藁を選り分け、木槌で叩いて柔らかくし、縄にする作業です。
縄を作る作業は「縄をなう」と、言います。
新聞では「縄なえ」となっています。
漢字では「縄を綯う」と書きますね。
当然のようにこれは元々「ハ行」ですね。
この作業にはたくさんの人手が要るのですが年々人が減ってきて困るようです。
1月20日日曜日、午前8時から作業に入るようです。
仕事が出来る姿で行けば参加できると思います。
ただ・・・
稲藁を触る作業なので少し手が荒れるかも知れません。
でも、中々、このような神事に参加できる機会とか無いと思います。
参加されてみてはいかがでしょうか?