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LUZの熊野古道案内

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2018年 11月 19日

隣村 東牟婁郡北山村

 村としては有名な方に入るでしょうね。
 和歌山県東牟婁郡北山村・・・
 珍しい自治体としての飛び地ですからね。
 上部組織の県事務所に行くには三重県・奈良県を通らないわけには行かない地形です。
 なぜここが和歌山県かというのは、観光施設の中に飾られているし観光資源として復活させている「筏流し」が関係しています。
 私が子供の頃には紀伊山地南側の森林資源を搬出する手段は「筏」だったのです。
 木曽節にもありますが険しい山奥から重い材木を出すには川を利用するしか無かったのです。
 北山川でも上流になると筏を流下させるだけの水量はありません。
 だから、川のあちこちに簡易的なダム・堰が作られており、筏はそこで待機し、堰を切った時の人口洪水に乗って流下し、次の堰でまた待機して・・・
 怖い仕事ですがそれが林業を支えていたのです。
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 道路の整備でトラックが使えるようになり、ワイヤーが入手でき発動機も使えるようになり、さらに、「熊野川総合開発」なんて国家プロジェクトで川がダムによって寸断され「筏流し」は消えたのです。
 この「筏」のりの人は筏の終点が新宮だったので、自分の村と新宮を結ぶ生活をして居たし、物資も新宮から入っていたので、繋がりは川沿いだったのです。
 明治以降の村分けでもそれが優先されたし、平成の大合併の時も北山村では住民投票の結果、今の時代なら一番近く便利な熊野市との合併を拒否し和歌山県に残る選択をしたのです。
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 ここから下流へ「観光筏」が運行されます。 
 5月から9月までの半年ほど運行されテレビなどでも紹介されますが、季節運行なので筏師の確保も大変でしょうね。
 この「観光筏」と「奥瀞温泉」「じゃばら」くらいしか呼び物が無い山間ですし、林業が衰退しているので大変な状況でしょう。
 折しも私がこの筏乗り場に行った時、役場の人とよそからの若い人がパンフレット作りのための写真撮りに回ってきていました。
 「筏」も今流の「ラフティング」もこのすぐ上流の「小森ダム」が放水してくれないと成り立ちません。
 水力発電はもはや主力では無いとは言え、ダムの水は財産扱いですから好きなように放水は出来ないでしょうね。
 放水の仕方では12号台風水害のように水害になったり、平常でも下流の川遊びなどの人的被害も出ますからね。

 この筏区間などが国道169号線で残された最後の狭い難所になっており、バイパスが三重県側の小森に渡ってもう一度和歌山県側に戻す計画が出来ています。
 道が出来たから北山村が復活するわけでは無いですが、残っている人にはありがたい道かも知れません。
 でも、やっぱり、普段は熊野市の方が近そうです。
 次の大合併の時にはどう動くでしょうね?
 熊野の方は「南牟婁郡大合併」が筋ですけどね。
 合併のメリットもないし・・・
 村民数百人まで落ちれば・・・
 これは日本中の山間部、海岸線、諸島で起きていることですね。
 環境の良さなら都会には勝のですがねえ・・・
 とん・なん・しゃー・ぺー牟呂郡全部合併しても今なら十数万、先では十万がやっとなんでしょう、
 紀伊半島全部ですから広いですね。
 90%は山ですけど・・・



by je2luz | 2018-11-19 04:26 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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