先日配られてきた木本町の津波避難用の場所を示した地図を何となく眺めて気がついたのですが、木本町って学園都市並みの所なんですね。
これが木本町市街地の全図です。
水色が旧制女学校から今の県立木本高校になった物です。
青色の所に旧制中学校があり、新制中学校になってしばらくして井戸町に引っ越した跡地です。
桃色は尋常小学校から今の木本小学校になった所です。
こんな狭い町に旧木本町は女学校と中学校を作ったのですね。
新制高校に発展する時にグランドの拡張や寄宿舎の建設などどんどん拡充されたとは言え、水色の部分の面積が町に占める大きさはすごいですね。
田んぼだった所とは言え平地の少ない所でこれだけ教育施設に提供したのですからね。
でも、この面積でもグランド面積は生徒数に対して不足なんだそうです。
よそと違い、独立した野球場も無いですからね。
発展途上の町だったら、懸案になっている「高校統合」の中に「町中の高校敷地を開放して再開発を!」なんて声が出るでしょうね。
町が縮小している時でも「木本町学校を廃止して商業施設を!」という声が出たのですからね。
木本小学校を井戸小学校と統合するという発想は良いのですが、「跡地を商業施設にするために」と言うのが先に立つのはいかがな物でしょうね。
この地図の原型は航空写真のようですね。
それにしても、一般住宅地に点在する白い部分が多いですね。
木本には「お庭」のある家なんてほとんど無いのに・・・
これだけ、家が無くなった部分があるのです。
確かに近年は工事と言えば取り壊しですからね。
20年も経てば1/4くらいの家が消えるかも知れません。
日本中の町がそうなる時代ですからね。
それでも、町は残るはずです。
どんな形で残すのか・・・
それまでに南海トラフ津波は起きているのか???
予想では木本はほぼ生き残れる程度で済むと言うけど・・・
それが世直しのきっかけになるのかどうか・・・
千年に一回の災害で生き延びたらそれなりの生き方があるでしょうし、破壊されたらそれはそれなりに生き方があるのでしょう。
単純に再建という時代では無いでしょう。
空き地が町を支配するなら、高級住宅街のような緑豊かな公園都市にするのもありでしょう。
そうなれば田舎は住みよいかも知れません。
そんな時代は外国人との共存が普通になるかも知れません。