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LUZの熊野古道案内

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2018年 09月 17日

長いものは怖い

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 この写真、なんてことない井戸川ボックスカルバートと七里御浜の光景みたいです。
 そして、浜には真っ白に皮が剥かれた丸太が一本!

 この丸太はどこから来たのでしょう?
 少なくともこの七里御浜にはこんな木は生えていません。
 井戸川・志原川・市木川・尾呂志川・熊野川 このどれかから流れ出た物でしょう。
 私が車で走っている間に見掛けたのは、この一本だけでは無く有馬に一本、阿田和に一本ありました。
 この20m程の細い丸太は根っこが付いています。
 山から谷に入り大水で流されて海まで来ました。
 20号21号でのゴミは少なめです。
 でも、この三本って怖い物です。
 12号台風・紀伊半島大水害の時あちこちの橋を落としたのは流木とゴミが橋桁や橋食いにひっかったのが原因です。
 この長さだとこのカルバートの出口の直角部分は抜けられないでしょう。
 もし井戸川上流からだとしたら、カルバートまで無事に来てもこれが引っかかるとこれにゴミがまとわりついてトンネルが詰まるでしょう。
 他に有馬や阿田和にあると言うことは尾呂志川か熊野川の可能性が大きいです。
 熊野川は大河なので橋も高いところにありますが12号の時は橋桁まで水が来たところもありますね。

 あちこちの川・谷のそばには立木が倒れたままで放置されているのがあります。
 本当は怖い物をそのままにしているのです。
 こんな小丸太では無い大木も見掛けますよ。
 こうした流木を止めるために鋼鉄製のガードが作られはじめましたが、井戸川・瀬戸地内の新しい物が既に大きな岩で塞がってほぼ機能しなくなっています。
 こうした砂防とかの浚渫や障害物撤去って予算が付きにくいんですね。
 災害防除にはこれが大事なんですけどね。

 全国で色んな物が作りっぱなしになって居るのが災害時の報道映像などで見られます。
 新設は格好良いので何となく首長も作りたがるし、県や国も予算付けるのですけどね。
 橋やトンネル、ビルディング、ダム…原発までメンテナンスとか更新とか考えられないで漫然と放置されていますよ。
 それでも、新しく「道作れ」「橋掛けろ」という人は多いです。
 もうすぐ人も居なくなる場所にでも…

 たった一本の「流木」で大きな問題を提起してくれています。
 気付く私が馬鹿なのか???
 色々見て来た私が悪いのか?
 みんなで声出さないと「想定外でした」という言い訳の口実を与えますよ。



by je2luz | 2018-09-17 04:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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