熊野市のある紀伊半島は「火山が無い」とされています。
それは「今は無い」と言うことみたいです。
太古には大きな火山があって真ん中辺に大きなカルデラがあったのだとか言います。
あまりにも古い火山なのでそれ自体の火山灰が降り積もった大地では無いようですが・・・
でも、赤土は火山灰の風化した物でしょうし、楯ヶ先とか鬼ヶ城東口の崖や熊野川沿いに一杯見えて居る「柱状節理」も山に埋まっている「丸岩」も火山の物ですよね。
まあ、地球は火の玉だったのですけどね。
三重県側には少ないけど和歌山県側には昨日書いたようにずらりと温泉も並んでいます。
九州や箱根のようにまともに火山を思わせる「地獄」なんてありませんけどね。
まあ、火山自体に関しては私たちが生きていると言う時間の中では火を噴くことは無いでしょう。
日本では珍しく安全なところです。
断層に関しても少ないことになっているけど、調査をきめ細かくやったのかどうか・・・
有馬から新宮へ掛けての断層もつい近年に発表されたばかりですよね。
熊野市にも地質の全く違う場所の境界が一杯走っています。
「破断帯」のような所もあるし・・・
それでも、他所よりはましなのかも知れません。
だから、直下型地震の率は低いと考えて良いのかな?
でも、目の前には「南海トラフ」が横たわっていますね。
大雨と地震の相互作用が北海道のことでクローズアップされていますが、大雨+高波+地震+津波なんてのはここではあり得ます。
その確率は花火大会が津波に見舞われるよりはだいぶ高いですね。
「住んではいけないところ」「住まない方が良いところ」・・・
広島でもその線引きに行政の腰が引けていたのだとか・・・
デベロッパーの開発にでも網を掛けにくいのに、既存の家屋敷を規制するのは財産権との絡みで難しいでしょうね。
でも、何とかする方向に進まないと、動き出した地球、狂いだした季候に対応出来なくなるでしょうね。
どんどん土地が空いてきても・・・

赤線が活断層 青線は推定活断層 新宮まで繋がっています。
くまの新宮を結ぶ自動車専用道路とほぼ一致します。