LUZの熊野古道案内

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2018年 09月 02日

台風・高波 VS 堤防・潜堤

 海沿い、ことに太平洋岸、ことにことに土佐や紀州は昔から、台風の高波、地震の津波との戦いが村の存続に直結していました。
 ここ奥熊野でも代官所の記録などに、「大風吹いて家流さる」なんて記録がいっぱいあるようです。
 台風では歴代一位の第二室戸台風も伊勢湾台風も木本を襲っています。
 第二室戸台風は知りませんが、伊勢湾台風は私が高校生でこの家の隣にあった実家の離れで高波が堤防を越えるのを目撃しました、
 堤防は今の堤防より少し低かったのですが、堤防にぶち当たって家が揺れていたのですが、とうとう、ぐわっと水が盛り上がるのが見えて越えてきました。
 今は国道になっていますがそこに木造平屋建てのアパートと籠屋さんの仕事場などがあったのですが、越えた波が崩れながら当たると大きく揺れ、たった二発で崩れました。
 私が居た離れは2mほどの石垣に守られていたのでそんな危ないシーンを目の当たりに出来ました。
 波の力のすごさを実感させられましたs。
 この経験が、後の「木本堤防改修」に全力を注ぐ原点です。

 伊勢湾台風で波が越えてからかさ上げ工事があり1mあまり高くされたのです。
 さらに、老朽化した木本堤防を新しくすることになりました。
 旧堤防と同じ高さで作るということで高さを増やすことには失敗しました。
 お役者所は「伊勢湾台風級でも大丈夫」と何かというと引き合いに出しますが、その新堤防が台風以前の「台湾坊主」の波で越えられちゃったのです。
 それを踏まえて、沖に「潜堤」を作ってもらいました。
 潜堤ができるまでは年に一回や二回は高波が堤防に当たり、我が家などドシンと揺れたものですが、潜堤完成後は家が揺れることはありません。
 水面下にあるので目立ちませんが、効果抜群です。
 砂利が落ちてゆくのを防ぐので浜が昔に近付くほど太ったし、波の力をそぐので高波がかなり殺されます。
d0045383_20002436.jpg
 この写真は先日の台風20号の高波の形跡です。
 我が家のすぐ裏ですが、ぎりぎり堤防の根元まで来ていますね。
 もうすぐやってくる21号もこの程度で済ませてほしいものです。
 堤防は海抜15mで、この辺で浜からの高さは3mあまりでしょう。
 浜が太って砂利が増えているのでそれも波の力をそいでくれています。
 ここまでやったのでですが、地球温暖化の異常気象までは織り込んでいませんから…



by je2luz | 2018-09-02 04:10 | Trackback | Comments(0)
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