LUZの熊野古道案内

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2006年 02月 17日

熊野の旅 熊野古道・七里御浜と写真

 『七里御浜の春霞 洋々として若人の・・・・』(佐藤春夫)
 三重県立木本高等学校の校歌に歌われているように、ここ七里御浜は春になると毎日霞が掛かります。春でなくても午後になると霞が出ることが多いのです。
 目の前の太平洋からたなびくように水蒸気が浜沿いに昇ってきます。水蒸気と言うと蒸留水と言うイメージがありますが、このたなびいてくる海からの水蒸気には塩分が含まれます。
 我が家は国道を挟んで目の前が太平洋と言う場所です。春先になると海側の窓が白く曇ってきます。これば『塩』なのです。春先ではなく年中少しずつ塩が付くので窓ガラスをなぜた指をなめると塩辛いのです。こうした条件ですからトタン屋根のもちは非常に悪いです。鉄骨などもすぐに錆びます。浜で遊んでいると体がしっとりする日まであります。
 春には黄砂までやってきます。これは普段の霞が白っぽく、上空は住んでいるのに、全体が黄色っぽく上空もかすみます。
 熊野古道・松本峠に来れれると、私がここにアップしたように杉木立と弓なりに連なる七里御浜、そしてその向こうの紀伊山地・・・このすばらしい眺めを写真にしようとカメラを構えることが多いと思います。
 目で見て霞んでいると思われるときは写真にするともっと霞んでしまいます。場合によっては見えていたはずの七里御浜の先のほうは何もないことが起きます。
 午後に登られるとその可能性が大きくなります。海からの風が弱く吹く時は写真にとって最悪です。偏光フィルターで軽減できるような代物ではありません。どうしてもすっきりした写真を撮りたい方は『赤外フィルム』をご持参ください。「さくら」が製造を止めて今ではコダックでしか作っていませんが、赤のフィルターを使ってとれば普通の霞は完全に消し飛びます。ただし、赤外をもってしても黄砂は消えません。石の粒ですから・・・・
 歩くには最高・・・目で見るにも最高・・・写真には気の毒・・・それが春の熊野古道です。
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by je2luz | 2006-02-17 12:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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