「消費拡大」が目的だった「割安地方限定商品券」が恒例になっちゃって全国で発行されているようです。
熊野市でも国の補助制度が拡充された年と普通の年では割引率など変わりますが、ずっと発売されてきています。
今年も発売されました。
確かに購入して使う人には一割ほど安くなるので得なのかもしれませんが…
その分、消費が増えますか?
仕方ない?のですが、市内の専門店など限られた場所しか使えないので買うのをためらう人もいるでしょう。
私のは昨年購入しました。
機関紙「清流」などの支払いに充てられたからです。
そのほかだと、新聞代は現金なので使えますがガス代は引き落としですし…
専門店で日常生活をしている人の比率が今では低くなっているので使い勝手が悪いでしょう。
で…
今年は購入の予定はありません。
そもそも、一生懸命使っても私の消費金額が増えるとも思えませんね。
というより、少し疑問なのは、毎年ほぼ同じ人が購入するようですが、公金まで投入したメリットが市民に広く行き渡るのか?と言うことです。
巷で色々うわさもありますが、そんなことより、恒例行事化するまで続けて元の趣旨がどこかに置き忘れられているのではないかと思います。
まあ、「ふるさと納税」なんてやつがあるくらいですからねえ…
市が援助して商工会議所が…
でも書類上の受け皿、発行母体は「熊野市商店連合会」なんです。
今はパンフレットに、「熊野商工会議社内」と明記していますが、以前は電話は商工会議所のやつなのに、どこにあるのかわからない団体だったのです。
公金・巨費を動かす団体の実態が…
そして、発行などは商工会議者が頑張っていますね。
組織がわかりにくいくらいですから、種子をとかく言うこともないのでしょう。
ほんの一部の人間が疑問を持つだけですけどね。
こんな風な事業が日本中で行われて、税金がどこかに消えちゃうのでしょう。
売れないと困るわけですし、この施策を熊野市がやめる訳でもないし、現場を預かる職員さんたちは頑張っているのですから、使い道のある方は「レインボー商品券」を購入してください。
安部のミックスの背策の一つで、「補助金で一割から三割引きの商品券をばらまけば余分な金を使うようになり景気が良くなる」なんて触れ込みだったのです。 結果は「ばらまき」だったのですが、各自治体の成果報告では公金投入の何倍もの波及効果を上げているのです。