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LUZの熊野古道案内

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2018年 07月 01日

文化遺産以前に信仰の地

 九州の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産にしていされたそうでおめでとうございます。
 これで日本の文化遺産は22件目だそうです。
 
 この長崎・天草の潜伏キリシタンについては、日本人に割となじみがありロマンも感じるものです。
 「踏み絵」なんて言葉も知れ渡っているし「天草の乱」も全国に知れ渡っているでしょう。
 それに直接関連がなくても「原爆」「出島」「グラバー邸」なんてのも人をひきつけますね。
 そばには「阿曽」なんてのもあるし…
 「ハウステンボス」も…
 観光地としての魅力はトップクラスでしょうね。

 ところで、「観光客」って地元にとって困りものの時もあります。
 テレビで出てくる「中国人の大声」なんてのもあるわけですが、今度の世界遺産はほとんどが「キリスト教教会」です。
 つまり、信仰の場で静かに祈る場所です。
 ヨーロッパでも協会が目玉になっている町も多いです。
 パリの「ノートルダム寺院」ミラノ・ケルンの「大聖堂」「バチカン」などワイワイ言いながら見物する場所ではありませんね。
 
 と言うことで、ちょっと心配なのは物見遊山気分で協会の雰囲気をぶっ壊す人が出なければいいのですが…
 私たちの「熊野古道」も信仰の道・遍路道がメインになっていますが、山道がメインですから、古道歩きの人が増えても信仰の雰囲気なんてほとんど影響しません。
文化遺産以前に信仰の地_d0045383_20165107.jpg
 でも、地元の役所とかが期待しているのは「観光客」なんでしょうね。



by je2luz | 2018-07-01 04:20 | 熊野


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