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LUZの熊野古道案内

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2006年 02月 14日

熊野の旅 全然利用されない資源?

 このあたりの野山での嫌われ者に『櫨』(はぜ)があります。
 なぜ嫌われるか??・・・かぶれるからです。普通の人だと受益でも付かないとかぶれませんが茂みを歩いているうちに顔などに葉っぱが触ることがありかぶれてきます。更に、アレルギー性体質の人だと近くを通るだけでかぶれます。こんな木ですから嫌われて当たり前です。
 しかし、この『ハゼ』はものすごく役立つものなのです。いや、役立ったものなのです。実は蝋の塊です。煮立てて浮いてきた脂を冷やすと白い蝋が出来ます。これにタコ糸などの芯を入れるとろうそくの完成です。難しい作業でもありません。誰でも簡単に出来るものです。
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 このように葉が落ちた後にぶどう状に固まった実が見られます。木はかなり大きくなりますし、常緑樹の多いこの地方ではこんな枯れ木は少ないので簡単に見つけられます。海岸沿いにはやたらと自生しています。
 蝋だらけでカロリーは高くてもおいしく無さそうなハゼの実を食べる鳥もいるようであちこちに生えてきます。我が家の庭にも鳥が運んだものが出てきています。
 こんなに簡単にロウソクが作れるのですが、このあたりで櫨蝋からロウソクを作った話は聞きませんね。戦時中、戦後のもののなかった時代には作った人もいたかもしれません。ロウソクと言えば世界一の生産を誇ったのは三重県に北部の亀山です。ここのはパラフィンから作るロウソクで和ロウソクではありませんね。
 一杯あるようで一杯ない・・・これがこうした資源です。多分こんなに点在するものを集めたらコストがものすごく掛かるでしょうし、総量も意外と少ないのでしょうね。趣味レベルでの産品起こしには使えるかもしれません。田舎の今式産品とはその程度のものが多いですが・・・

by je2luz | 2006-02-14 10:55 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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