LUZの熊野古道案内

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2006年 02月 10日

熊野の旅 熊野詣と伊勢参り

 昔の信仰の対象として盛んに人々が訪れたところでは『熊野』と『伊勢』が有名です。
 『蟻の熊野詣』と言う言葉があるほど熊野信仰が盛んな時代もあったようです。
 『いえにあらば けにもるいいを くさまくら たびにしあれば しいのはにもる』などと読まれたのも熊野詣の道中だとか・・・随分古くからの観光地だったわけです。
 『熊野詣』より『伊勢参り』の方が時代が新しくなるわけですがこちらは江戸時代に入ると『伊勢講』などというものが盛んに作られ庶民がせっせとお参りするようになったようです。
 都が西にあるときは摂津・紀州経由で熊野三山に来ることは難路とはいえさほど遠いものではありません。しかし、江戸に中心が移ると関八州の人がここに来るのは大変です。伊勢におまいりしてから悪路に入って40里ほどは随分遠いです。関西からだと伊勢方面と熊野方面はまるで違う方向です。おかげで熊野詣は衰えてしまったようです。
 歩く時代でも『伊勢』と『熊野』という隣り合った二つの信仰の場所は相乗効果は上がりませんでしたし、鉄道から車社会になってからも、あまり相乗効果は出ません。伊勢から熊野は通り道ではないですからね。東京ー甲府ほど離れているのです。上京のついでに甲府に寄れと言うよな物です。かなり無理があります。
 以前にあった『祭り博』の時こそ客は減っても増えませんでした。県の説明では『博覧会をやって入込み客を増やせば熊野にもその何割かは行きます』でした。これを信じた熊野の人はいませんでしたがね。
 次は式年遷宮ですね。前回の遷宮も脚光は伊勢に向いてしまいましたが今回も同じでしょうね。伊勢とて思うほどの増加はないようです。今は全国観光地だらけで新しいところが次々出来ればそちらに客足が向いても当たり前ですね。
 新婚旅行に伊勢参りとか南紀観光なんて昔の話ですからね。
 下は遷宮と言うもののない『本宮大社』の参道です。


by je2luz | 2006-02-10 11:21 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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