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LUZの熊野古道案内

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2018年 04月 02日

紀和町

 紀和町は古くから鉱山の町でした。
 戦中戦後の大増産時期には人口も一万人を越えていたそうです。
 鉱山で今、目に触れるのは板屋の選鉱所跡と瀞流荘ー湯ノ口の観光鉱山電車、板屋の鉱山博物館くらいです。
 目に触れないように静まっているのが鉱山からの廃水を処理するプールですが、これは半永久的に鉱害を含むわき水を集めて処理し続けなくてはなりません。
 近年は年間800万円かかって熊野市の予算に組まれますが、県経由国の金なのです。
 でも、税金が消えて行くのが止まりません。
 鉱脈が地面より高いところにもあるため、しみ出す水が酸性で重金属まで含むのです。
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 このトンネルはずっと先まで続いています。
 しっかりした扉が付けられたのはこの奥で「きのこ」が栽培されているからです。
 温度が一定で湿気もあるのでキノコ栽培には適した場所でもあるのです。
 以前に担当課に注文付けたのですが、「キノコ類は重金属などを吸着しよいので、坑内の水を気楽に散布などして欲しくない」と言うことです。
 この先反対側鉱口は閉鎖されていないようで、縦坑など分岐もありコウモリも住みついているようです。
 何百年も掘り続けた坑道ですから今ではどこをどう走っているかしかとは解らないのでしょう。
 三重県北部の亜炭採掘跡のように上に宅地とかある訳でもないので立ち入りを禁止していれば取り敢えず問題は起きないのでしょう。
 トンネルから出て来ているパイプ類には鉱害のある水が入っているのでは無いでしょうか?
 したたり落ちる水も酸性でトロッコの線路まで傷むのだそうです。
 山から資源を貰った代わりその代償も支払わされるようです。
 銅山なのに地元に精錬所を作られなかっただけ紀州は幸いだったのでしょう。
 足尾や神岡のようになっていたら・・・



by je2luz | 2018-04-02 04:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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