LUZの熊野古道案内

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2006年 01月 31日

熊野の旅 熊野古道便乗公共事業・三重県編

 熊野古道を世界遺産にねじ込んだのは前の三重県知事の北川さんの力が大きかったことは何回か書いてあります。
 そもそもの出発点は、『三重県南部・・・東紀州は県中央や北部に比べ産業もなくいろんな面での格差が目立っているので何とかしよう。』と、言うことでした。それ以前から『東紀州活性化計画』などという施策を試みていましたが遠い、平地がない、資本がない、土地は高い・・・と言うようななんともならない条件で頓挫していました。観光とて鬼ヶ城・勝浦・潮岬など名前は通っていてもかつてのように観光客は来なくなっています。こんな状態では役所の大好きな箱物を作る口実もありませんでした。世界遺産指定は全く良い口実になりましたね。当然、地域活性と言う名目もあるので国の金も引っ張り出しよいですしね。この傾向は以前から書いてきました。
 必要だから作る・・・のではない、役人考えの拒否をかけて役に立たなさそうな熊野古道関連施設が又一つ出来るそうです。
 隣町のことなので悪く書きにくいのですが県営事業なので構わないでしょう。
 『熊野古道センター』(仮称)だそうです。来年二月に尾鷲市向井にオープン予定だそうです。敷地面積2240平方メートルで施設の1/8が古道関連の資料室で残りは『多目的交流ロビー』や『体験学習室』などだそうです。このような名目は全国津々浦々にある目的のない建物の目的なのです。
 立地からして普通の観光客が歩く場所とは程遠い場所です。そして、わざわざ行くようなものにはなりそうもありません。おまけに、県営事業には良くあることですが地元からは遊離している証拠に着工寸前の今になって尾鷲市議会に説明したそうです。議会に対してこれですから・・・
 国や自治体のやっていることの無駄でも当事者はすごく良いことを考え付いたと思ったのでしょうね。立派な宿泊施設や講演や会館を作ればどこかから客は沸いて出るだろう、土産も売れるだろう・・・なんてね。年間84,000にんの利用客を見込んでいるそうです。どこのコンサルタント会社が書いてくれた作文でしょうかね。しかし、賢いのは『赤字だ!』といわれないように無料開放の予定だとか・・・役人も賢くなってきました。無料なら会館の維持費千万以上は予算どおりに消化され来場者不足などもどこにも報告しなくて良いですからね。おまけに県職か校長先生上がりの天下り先が増えますしね。たいしたものです。
 こうした建物のお好きな方も沢山いらっしゃいます。そういう向きには来年三月ごろにぜひ訪れてやってください。向井と言うと尾鷲湾がきれいに見えてきれいなところです。目の前の『尾鷲・三田火力発電所』がなければもっと良いのですが・・・
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by je2luz | 2006-01-31 11:57 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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