無職の私には曜日は余り関係なくなったのですが…
世の中は曜日・祝祭日で動くことが多いのでやっぱりカレンダーは見ますね。
来週末には「木本事件」の慰霊祭があるようです。
送られてきたパンフレットでは11月18日土曜日午後2時開会となっています。
場所は木本事件の舞台でもあった「木本隧道」の木本側です。
私はこの碑が建立される動きのあった頃に市議でしたし、古い経緯も祖父から聞いたりしていたので少しその時にも関与しました。
細かい経緯は書きませんし、詳しく知るものではありませんが、時代背景もあって悲惨な事件が発生したことに間違いはないのです。
事件が起きるまでは、地元の日本人と朝鮮人労働者はそこそこ仲が良かったのだと聞いていました。
しかし…
おかしな噂が広がると…
「動き出したら停まらない」
「群集心理は怖い」…と、聞かされて居ました。
1926年(大正15年)の話です。
1923年(大正12年)には関東大震災が起き朝鮮人大虐殺という事件も起きた後です。
人間って怖いものなんです。
人間ってそのような面があるって事を心に留めて、「仲良く暮らすこと」を模索するしか無いのでしょうね。
何しろ、「宗教」という名の下に「弾圧」どころか「虐殺」まで行われることを歴史は教えていますからね。
この事件についてはこれ以上書きません。
時間があればお参りして手を合わせます。
19日日曜日には紀和の鉱山で亡くなられた朝鮮人の方々の慰霊祭もあるようです。
午後1時開会だとか…
こちらの方の経緯はよく解りませんが、ボタンの掛け違い的な部分も見えて居るようにも思います。
これも不幸な歴史ですね。
「入鹿ボーイズ」の問題もあるし…
この二つの間の格差?も…
遡れば、「無宿人」にまで及ぶ話なのでしょうね。
佐渡の金山で怖ろしい「蛸穴」なんてのも見て来ました。
それが観光地になるのも怖い話です。
こんな時代より前の話ですが…
今でも起きうる話なんです。
「みんな仲良く…」 なんて、甘いですか?
でも、それしか無いでしょう?