LUZの熊野古道案内

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2006年 01月 08日

熊野の旅 松原と朽船

 私はカメラの試写で撮るものが無いときには『有馬松原』に良く出かけます。熊野は空気がきれいで海がきれいで・・・しかし、取り立てて有名で大きなお寺があるでなし、神社も古代信仰の名残を示す素朴なものです。熊野古道も杉木立の中を行くものでスチールにすると意外と単調なものです。そんな訳で被写体もふんだんには無いのです。せめて町が大きければ町並みを撮ったり人波を撮ったりというのもあるのですが・・・
 今から30年ほど前から20年前ほどまではこの松原には良く出かけました。我が家のワン公『ペケ』の散歩に行ったのです。広い松原と人の居ない浜がありペケが走り回るのに適していたからです。今は遊歩道ができて散歩する人も見かけますがその頃はジャングル状態でした。
 その一箇所がここ志原尻です。この『尻』は河口の意味です。この横に産田神社の脇を流れる産田川が海への出口を求めてやってきています。
 ここには昔から半農半漁の人たちが居ます。私が犬の散歩に行っていた頃は春先のいわしのシーズンともなると地引漁の船が堤防の外の浜に出されて何時でも出せるようになっていたものです。それが、最近ではずっと堤防の中に座っています。三艘ある船の中で本当に海に出せそうなのは一艘だけです。
 今では数少ない木造和船が腐りかけています。昔ならペンキを塗り続けてもっと長持ちさせたのでしょうが、出漁の見込みも無くなってこの様に朽ちて行っているようです。
 かつて活気があった場所だけに寂しい気持ちになります。
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カメラは エンサイン・セルフィックス16-20・英国

by je2luz | 2006-01-08 12:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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