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LUZの熊野古道案内

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2005年 12月 24日

熊野の旅 山の恵み

 熊野は山と海の国です。
 木曽路はすべて山の中ですが熊野路は海の見える山路です。人の暮らしはその山すそにへばりつくように営まれてきました。それは今も変わりません。
 熊野は林業の町でした。過去形なのはこのところの材木不況で林業で暮らしを立てることが不可能になっているからです。 一般に言われる森林荒廃は熊野でも始まっています。大きな林業かがいない分、隣地の管理が良く行き届いているのが熊野の林業の特徴です。その分、管理が出来なくなってから荒れるまでに少し時間的な余裕がありました。しかし、すでに20年ほどの間、落ちつづけ、今では伐採をすると金が貰えるのではなく、経費を請求されて赤字になると言うありさまです。40年から100年管理した美林が金にならない異常事態が全国の田舎を急速に衰えさせています。
 盗伐された外在が無制限に輸入される事態は海外からの非難を浴びているのですが、マスコミは書こうともしません。
 日本の田舎はほとんど山の中です。つまり、林業の衰退は田舎が廃墟になると言うことです。食料の生産も猫の額のような農地ですから自給がやっとこさです。農産物で現金を得るなど不可能なところが多いです。
 テレビのルポなどで出てくる村おこしで直売所を作って・・・これも、ほんの家計の足しになれば良い方で一時的な趣味の世界的なものの多いのが現状です。
 この僻地熊野が永久に得られる山の恵みは『水』と『きれいな空気』でしょうね。
 車公害が叫ばれて久しいですが、ここでは国道でもラッシュがなくぽつぽつとしか車は通りません。目をつぶって横断しても車に当たる率はさほど高くないでしょうね。過疎が進行していますからこれからも車が減ることがあっても増えることはないと思います。
 山深い紀州と吉野・・・最後に残る神は山の神かもしれません。


by je2luz | 2005-12-24 14:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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