LUZの熊野古道案内

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2005年 12月 23日

熊野の旅 海の恵み

 熊野は海と山の地です。平野などと言うものはありません。海岸線から山までの直線よりは最大で1Kmもありません。当然、海と山で暮らしてきたところです。南国で水にも恵まれながら、『国』と言うものが生まれる頃から僻地になったのは、平地が少なく食料であり財政の基礎でもある『米』があまり取れないからです。養える人口は限られます。つまり兵力もないということです。おかげで合戦の記録はありません。しかし、食い詰めての一揆の記録はあります。
 ここに住み着いた人が受けた天の恵みの中でこの季節にはっきり分かるのが『海の恵み』です。これは単に食料の魚が取れるだけではありません。冬でも水が凍らないと言うことです。
 黒潮のように温かい水が目の前を流れていると当然気温も下がりにくいのです。季節風が強くて北からの空気に入れ替わると温度は下がりますが、無風だと海の水に温められた空気が包み込んでくれます。おかげで温暖な気候に恵まれます。
 海岸線では真冬でも蝶が飛び青虫が野菜を食い荒らします。困ったことですがそれだけ暖かいのです。真冬でも野菜が作り続けられます。これが昔の人にとってどれほどありがたかったでしょうね。
 海岸線だけを見ると、外に置いたバケツの水が凍るのは年に数回程度です。底まで凍るなどと言うのは十年に一回あるかどうかです。今回の寒波程度なら表面も凍りません。
 海の恵みの中で黒潮の流れる南紀や高知などが受け取れるものです。
 と言いつつも、やはり寒いです。11時現在で外気温は9℃あるのですが・・・
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 黒潮が穿った奇岩・・・『鬼ヶ城』
カメラは コダック・メダリスト I

by je2luz | 2005-12-23 11:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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