LUZの熊野古道案内

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2017年 04月 14日

熊野の旅 空き家・危険家屋・取り壊し・固定資産税

 今月末に「地域懇談会」語る会」が行われることは書きましたが、今回も「危ない家があるので取り壊し出来ないか」という要望が出ました。
 危険家屋の取り壊しを勧告したり、場合によっては行政が代行して取り壊せるという法律が出来たことをテレビなどが報じたのでこの要望が一気に出始めたのです。
 前にも書きましたが、「危険家屋」なんてのは、生半可な古家ではありません。
 山の中の一軒家で崩れかけている物を除くと、該当するのも葉あまり無いと思います。
 家が傾いたり、棟が落ちたり、の木が大きく崩れたり・・・
 まあ、それ以下でも持ち主に「善処方」をお願い位は出来ますけど、近隣の人が言えない状況の所は・・・
 最近は持ち主がはっきりしないのも増えているようです。
 前にも書いたように、もう一つ大きな問題があるのです。
 家を取り壊すのに多額の金が掛かる時代です。
 昔の田舎だと、出会いで寄ってたかって取り壊し、田んぼや河原などで焼いちゃったのですが、いまはそんな産業廃棄物は焼けませんし、家を取り壊せるような技のある住民も居なくなっています。
 重機を使い、業者を頼んで産廃処理までして貰うので200万とかすぐに掛かってしまいます。
 今の田舎は熊野でもそうですが、余程条件の良い土地以外は買い手がありません。
 町中の狭い宅地で30坪なんてのだと・・・
 熊野市が買う時は建物の取り壊し賃を払っても金は残りますが、普通は取り壊し賃が回収出来ないのです、
 売れないで残れば固定資産税が6倍???
 政府が目論んだ風には進みそうに無いです。
 自主的の取り壊して空き地になった所も目立ってきています。
 後に家が建つでも無し・・・
 「売り土地・〇〇不動産」という看板がやたらと増えます。
 不動産屋さんも預かって看板作って・・・売れなければ銭にならないんですよね。
 国道沿いの更地でも売れないのに、建物付きの町中の狭い物件や、田舎の田舎では・・・
 
 今まで出た要望の建物で本物の危険家屋は無かったし、強制執行もありません。
 おそらく全国でもほとんど無いのでしょう。
 この制度のはしりは富山県が雪の重みで倒壊する空き家の対策として打ち出したものだと思います。
 木本だけでも「空き家」は百軒ではきかないでしょう。
 「空き家対策」の対象になるような、売れる・貸せる代物は少ないですね。
 雑誌やテレビで言う「町屋」「古民家」なんてのはほとんど無いのですから・・・
 簡単に世話するには「耐震」「水害」「津波」というものはクリアーしないと無責任ですね。
 それに、人が住まなくなって閉めきりになった建物ってすぐに腐ります。
 恐ろしいものですよ。
 町中でも山手・海辺でも、もう、空いた隣の家の風を通してくれる人も居なくなっています。
 なにしろ、出て行ったその家の子や孫とは疎遠ですし、下手によかれと言って手を出すのが怖い時代ですしね。
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 空き家の写真の掲載は難しいです。
 すぐに場所が特定されますからね。
 


by je2luz | 2017-04-14 04:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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