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2017年 03月 31日

熊野の旅 紀南病院 1

 南牟婁民生病院
 さすがに最近は「紀南病院」を「民生病院」と呼ぶ人が居なくなりました。
 この地方の中核病院として南牟婁郡の21町村が昭和23年(1948)に設立したのが「南牟婁民生病院」です。
 当初は内科・外科・小児科25床だったそうです。
 戦後すぐで昭和の大合併前でまだ「市」なんて無かった時代です。
 私が昔聞いたた話では、この病院が阿田和に出来たのは、木本などの開業医さんが有馬辺りに作るのに難色を示したからだとか・・・
 その当時には町中のお医者さんも健在でしたからね。
 阿田和の駅からも近い高台に入院病棟を持った病院が生まれたのです。
 その当時は「汽車」の時代だし、バスも阿田和の町中を走っていたのです。
 今より歩くことに不便さも感じなかった時代でしょう。
 昭和51年生まれの我が家の長男が風邪で入院したときの小児科の木造病棟が開院当時の本館だったのかな?
 それ以降、改築、増築を繰り返し、組織も町村合併により恒星自治体が統合され、今では熊野市・御浜町・紀和町の三つになって居ます。
 つまり、21町村が1市2町になったのです。
 そして、昭和55年(1980)に「紀南病院」になったようです。

 こうした公営病院って赤字なんですよね。
 昨日の会議でも、この10年で9年は赤字だったとのことです。
 詳しく見れば10年とも赤字のはずなんですけどね。
 ご多分に漏れす「医師不足」です。
 全国的の問題になる「産婦人科医」は居ませんから、「産婦人科」は休診中です。
 私が高校のころから、「医大」「医学部」がどんどん増やされたのに、どんどん医師不足になるんですね。
 医療が高度化して医者が沢山必要だし、患者も増える一方・・・
 高齢化もまだ当分進むし、医者は患者数の見込めないところへは来たがらないし・・・
 問題の「産科」でも、今の熊野市と南郡では年間200人しか生まれないんです。
 三日に二人では研修にもならないとか・・・
 この先もっと減ることがわかっているのですから・・・
 公立なので赤字覚悟と言ってもお医者さんが・・・
 そして、「産婦人科」が無いから若い人が不安になる・・・
 昔は「産婆さん・助産婦さん」が当たり前だったのですが今では「産婦人科医」でないと駄目なんですね。
 「正常分娩は病気じゃ無い」という制度も古いですけどね。
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 紀南病院・・・この三つの自治体で維持しているのですが、分担は均等割6%・人口割り22%・患者利用割72%など負担します。
 熊野市は人口も利用者も一番多いですし、他の負担を入れると今年度で177,509,000円になります。
 市民一人頭1万円ですね。
 
 病院が頑張って赤字を減らすって・・・
 経費節減などは良いのですが・・・
 外来患者増、入院患者増って本当は良くないですし、病院会計が良くなっても「保険会計」の赤字が増えます。
 予防医学に力を入れると、私たちは幸せだけど病院会計は苦しくなるし・・・
 ジレンマに陥りますね。
 消防や警察が暇なのは社会にとって良いことなのですが、病院も同じ様なことが言えそうです。



by je2luz | 2017-03-31 04:30 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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