LUZの熊野古道案内

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2017年 03月 06日

熊野の旅 遊木港

 業界ではそこそこ名前が売れているらしいのが「遊木港」です。
 水揚げ高などでは小さな港ですが、「痩せたサンマ」の母港として加工業者の間では少しばかり名前は売れているようです。
 私が「さいれ」と呼ぼうという、「脂の落ちた丸干し・寿司用のさんま」はやっぱり、遊木のものが一番と言うことになって居るようです。
 生食では脂の乗った北海道・三陸・銚子沖には勝てませんけどね。
 今年の遊木港は、肝心の「さいれ」が全く揚がらなかったので元気が無いです。
 その遊木の港をそっと覗いてきました。
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 覗きに行ったのはこの遊木港では無く、入り口に作られた「衛生管理型の魚市場」と、今度出来上がる「水産加工施設」です。
 遊木はバックヤードが狭くて昔からまともな水揚げ場所の確保にも苦労してきたところです。
 二木島も狭いですし、熊野では良港のある所は水揚げから二次加工に至る施設が作りづらいのです。
 遊木も写真のように岸壁のそばから3mくらいずつ石垣を積んで家が山に登っているのですからね。
 平地はゼロ、古い漁協の市場などは小さな川を蓋するような形で建物を建てています。
 「公有水面埋め立て」なんて生やさしい形では無いです。
 そんな土地ですから、新しい施設は遊木港の一番外側に作られました。
 高波対策で防波堤の補強がやられています。
 まあ、津波は論外でしょう。
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 左が「衛生管理型の魚市場」、向かい側の小さなのが「水産加工施設」です。
 加工施設は小さなものですし、この形だと、大きな人工乾燥や冷凍庫などは無さそうです。
 衛生管理型市場の方は「鳥」を防ぐネットがぐるりと設置されています。
 このネットの工事では色々と問題?が起きました。

 漁師と鳥って結構仲良くやって来たようです。
 昔は魚群を見つけて鳥が群がる「鳥山」を目安にして漁に出た時代もあった訳ですからね。
 網をあげれば鳥が群がるのですが追い払うでも無しに共存してきた関係も、今では段々隔離されていますね。
 水揚げからセリまで「衛生管理する」時代になって来ましたからね。
 さらに、「鳥インフル」なんて怖いのが出現してくると、段々消費者も良い顔しなくなってきているようです。

 この二つの施設・・・
 どう動くでしょうね?



by je2luz | 2017-03-06 04:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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