LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2017年 02月 23日

熊野の旅 花火対策かな? 国道四二号線木本地先

 我が家の前の国道は新堤防と国道の間にちょっと中途半端な余白があります。
 これにはちょっとしたいきさつがあったのです。
 三十年ほど前、新堤防の計画が持ち上がったとき・・・
 「堤防を11m前に出し、高さは現状のままで作り直す。」と言う案が出ると同時に即時着工などと言うとんでもない話が飛び出したのです。
 旧堤防は日本一に近い海抜を誇ってはいたのですが、何度か台風の高波が越えていたのです。
 それに、浜がどんどん痩せてきていたのですから、なんのために新しい堤防を作るのか意味不明の工事だったのです、
 急遽、親地町から馬留までの海に面した全部の家からはんこを押して貰った陳情書を県に提出し、「旧堤防と同じ高さで前に出したのでは波が越える率が上がり、生命財産に危険が及ぶ恐れがある、それでも強行するなら、その責任は明らかに県・国にありますよ」と言う趣旨を伝えました。
 単純な「建設反対」では無く。「作るなら安全に・・・」と言うことです。
 旧堤防は戦前からの積み重ねで大きくなったもので、老朽化も進んでいたので改築計画が水面下で動いていたのが、「予算の関係」でこんな急な動きになったようで、地元は寝耳に水でした。

 この陳情書を元に話し合いがもたれ、建設位置を出来るだけ後に下げるという条件での着工が決まり、5m程下がり、旧堤防に食い付くことになったのです。
 11m出して生み出される8m程の余白を国道用地にすると言う裏約束が、堤防を管轄する運輸省と建設省の間でなされていたのです。
 今は木本港も国道も所轄は同じ省庁ですけどね。
 この堤防の工事中に新しい堤防を高波が越えるという事態も発生し、住民の危惧が現実化したことで、工法などについて要望がすごく通りよくなったのがこの堤防です。
 その一番大きなものが「潜堤」です。
 効果抜群で今は浜が昔ほどでは無くても木本海岸だけは大きく太っています。
 台風時に堤防に波が当たって家が揺れることも現状では無くなって居ます。
 ただ、ダムや鵜殿港が無くなった訳では無いので数十年先、百年先に大変な事が起きるかも知れません。
 さすがにこの危惧に大して国を動かすのは今の所無理ですね。

 余白スペ-スが当初より少ないので当初の並木付きの遊歩道にはなりませんでした。
 余白の少しあるすっきりした道路にはなったのですが、放置すると「不法駐車場」になり、見通しが悪くなり以前に起きた人身事故も再発しかねませんので、不法駐車対策のラバーポールを立てて貰いました。
 しかし、花火当日にはこれがかなり邪魔にもなり撤去したり、復旧したりする予算が必要にもなったのです。
 その対策なんでしょうね、関船町と布袋町の区間に引き抜き可能なステンレスのガードが作られました。
 人家のある所だから盗まれることは無いでしょ。
d0045383_01003831.jpg
 国道沿いにあった「釣り餌屋」「弁当屋」「食堂」なども無くなっているし、ここの駐車する必要性はうんと下がっています。
 新堤防の遊歩道化が完成して以来、横断する人も増えていますから、この様に車側帯がすっきりしている方が安全です。
 この国道が車であふれるのは「熊野大花火大会」の当日だけなんですからね。
 そろそろ着工する「熊野熊野道路」・・・「熊野大泊IC」ー「熊野南・久生屋IC」間が完成したら、今の通行量が半減するでしょうから片側一車線で充分すぎるくらいの淋しい現状です。
 「道があるから・・・」と言う時代でも無いのですよね。
 高速は全国に張りめぐらされているし、東京から550Km、名古屋から200Kmと言う距離は変わっていませんからね。

 トラックの運転手さん・・・ 踏まないで下さいね。



by je2luz | 2017-02-23 04:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/23875976
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 鬼ヶ城      熊野の旅 言葉 >>