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LUZの熊野古道案内

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2005年 12月 17日

熊野の旅 複雑な地形と近所づきあい

 熊野をはじめ吉野や伊勢にかけた地域は山が複雑に入り組んだ複雑な地形です。海岸は七里御浜を除いて険しい山に隔てられたリアス式海岸です。
 近代に入り徐々に道が作られてきましたが、大きな町があるわけでもないので道路整備や鉄路設置は遅れに遅れて戦後になっても『陸の孤島』と呼ばれるところが一杯ありました。
 その時代は人間の足で物を運ぶとか小船で運ぶことが多かったのですが、その影響で集落間の付き合いが今のようにトンネルなどの方法で道が作られてからとはかなり違うものがありました。
 道路を行くと山をぐるりと回って遠回りでも『一山超えるとすぐそこ・・・』と言うところが結構あります。数年前に又道ができたのですが熊野市飛鳥町と熊野市新鹿町などもその典型で、新鹿方面に道が無かった頃は山越えで10Kmほどなので魚なども頭にたらいを載せておばさんたちが飛鳥に売りに来ていました。そうした交流から昔は結構新鹿と飛鳥の縁組があり親戚関係も多かったようです。
 私拉致の世代では遠いと思っているところが古老に言わせると『となり』と言うことがあるのです。これは何も熊野だけのことではなく日本中にあることですね。
 こうした時代には熊野古道と呼ばれる松本峠や大吹峠なども集落間の道として使われていたようです。つまり、場所によっては戦後まで使われていたと言うことです。
 世界遺産指定で公共事業によって作られたのではなく、又。大昔に作られたのでもない石積みや敷石があるのはそうした背景があるからだと思います。使われなくなってせいぜい半世紀なのです。

 新鹿海岸・・・八丁坂を一山越えれば飛鳥町・・・陸路では一番近い隣村でした。

by je2luz | 2005-12-17 12:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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