LUZの熊野古道案内

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2017年 01月 27日

熊野の旅 熊野市とRDF

 今は余り話題にもならない「RDF」というものは熊野市にも関係あるのです。
 「なんだか、聞いたことがあるような・・・」と、言う人もいるでしょう。
 「火事を起こし、消火中に爆発があり、消防士さんが無くなったやつ・・・」というと、少し思い出すかも知れません。

 RDF=Refuse Derived Fuel と言うもので、、ゴミ固形化燃料です。
 そして、これを燃料とする発電所が三重県でも作られたのです。
 有馬にある熊野市の焼却炉が作られる頃にこの話も出て来ていたのですが、炉の建設が急がれたのと、ゴミをペレット化した物を発電所まで運ばなくてはならないし、その発電所は熊野市が出すゴミでは賄えないので近くには出来ないだろう・・・などを考え、さらに、当時の厚生省が「連続炉」を押し進めようとしていたので、これを実現するほどゴミも無し・・・今の炉を作ることになったのです。
 だから、熊野市は「RDF」とは縁が無かったのですが、その後で、南牟婁郡の町村が共同でゴミ処理施設を作ることになり、その頃の時流でこの「ゴミ固形化」を選んだのです。
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 阿田和の紀南高校から少し尾呂志街道を上流に進んだところに「RDF」のプラントがあります。
 此のプラントには南牟婁郡紀和町も参加していました。
 そして、その紀和町と熊野市が合併しましたから今の新・熊野市にはRDFは存在するのです。
 紀和町のゴミくらいは有馬の焼却炉で燃やせますが、「要らんからやめる」とは行かないのです。
 ゴミの持ち込みをやめても割り勘分は払わなくてはならないのです。
 理想とした「ゴミによる発電で環境にも優しくコストも安く・・・」は実現しませんでした。
 大都市では大量のゴミを連続炉で燃やし、その熱で発電していますが、三重県の場合は、小さな自治体のゴミを広域から集める必要があるので、一旦固形のペレットを作り、それを運ぶという二度手間三度手間が必要になり、おまけに事故まで・・・
 このRDFは廃止の方向で進んで居るのですが、発電所を閉めればこのRDFの行き場が無くなり、作歌している自治体のゴミ処理が出来なくなるのです。
 そうした自治体に新しいゴミ処理施設・焼却炉が建設されないと停めるに止められないと言うことです。
 三重県も発電の中止とかペレットの受け入れを延長しているのが現状です。
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 熊野市だけなら止められても、古いとは言えまだ稼働している焼却炉で紀和の分は処理出来ますから良いのですが、御浜・紀宝の分まで引き受ける訳にも行かないし・・・
 熊野市の炉も耐用年数を越えてきているので更新すれば良いのですが、こうなると広域での処理が前提になるので色々問題もあるのです。
 これは旧南牟婁だけでは無く旧北牟婁も一緒と言うことになるでしょう。
 荷坂から南熊野川までですね。
 このこともここに載せることになると思います。



by je2luz | 2017-01-27 04:23 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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