LUZの熊野古道案内

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2005年 12月 16日

熊野の旅 寒波と熊野古道

 今、日本中が寒波に見舞われ、大変なことになっています。平地でも積雪で交通が混乱するくらいですから、山沿いではとても観光どころではありませんね。
 熊野古道でも山間部を通る『中辺路』などは雪に見舞われているようです。
 山村の雪景色はすばらしいものです。思わずシャッター切る景色でしょう。しかし、古道歩きが目的のお客さんにはとんでもないことです。里に雪が無くても山の中の北斜面では雪は解けませんし、雪が無くても自然の湧き水が凍って歩行困難鍋所も一杯出てきます。
 『熊野古道』は江戸時代ごろに整備された「東海道」「中仙道」「日光街道」などとは違い細い『石段』だらけです。まともな道の方が少ないから、大正時代以降の道路改修にもつぶされずに残ってきたものです。里道の部分はその時代にほかの街道同様消えています。
 こんな道ですから、凍結などと言うのは非常に危ないことです。紀伊半島は南とはいえ海のそばの一山を越えるとまったく別世界です。この熊野市でも国道42号線が海岸を離れたった8Km走るだけで山を越えてしまい、そこはまさにチベットです。冬の間は毎晩気温が零下になります。国道でさえが凍結の心配があるくらいです。そんな気象ですから『南紀』=『南国』などと甘く見ることは出来ません。
 しかし、やはり南国です。黒潮の見える海岸線では気温が零下になることは非常にまれです。凍結や雪で古道が歩けないなどと言うことはほとんどありません。そういう意味で、これからの季節、厳寒期こそ熊野市内の熊野古道がお勧めですね。『松本峠』『大吹峠』ともに海際の低い山の斜面を横切る古道ですからね。陽だまりに座れば冬でも暑いくらいになります。


by je2luz | 2005-12-16 12:33 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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