LUZの熊野古道案内

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2017年 01月 05日

熊野の旅 出初め式

 熊野市の出初め式は、毎年、1月4日になっています。
 3日が成人式で4日が出初めという風になった脳あいつ頃からなのでしょう。
 出初め式は「消防団」が主体です。
 「消防団」とは少し不思議な組織です。
 かつては、大都会以外には「常備消防」・・・「消防署」はありませんでした。
 だから、消火活動、水防活動は「消防団」が担うところが多かったのです。
 この辺では熊野市は「市」ですから昭和40年から「消防署」がありましたが、南牟婁郡の町村には常備消防が無く、平成8年になって熊野市が業務を受託して広域で開始された物です。
 この時には他所ではよくある。「組合立」ではなく、既に消防署があり業務になれている熊野市が、御浜・紀宝・鵜殿・紀和の町村から委託され、指揮系統を一本化した「熊野市消防」を作ったのです。
 病院や養老院などでは組合立を撮ってきましたが、緊急時に敏速な判断を求められる消防では「指揮系統一本化」は全体に必要であると言う、当時の西地市長や議会の判断でこの方法を採りました。
 当時の議会では「組合立」などと言う考えは全く無かったです。
 細かく言えば人員の問題とか予算とかでは全く公平とは行かないでしょうけど、物が「消防」ですから、機能の方が大切です。

 こうして、消防が出来るまでは「消防団」が市民の安全を預かった来たのです。
 消防署が出来ても、田舎の広い範囲を常備消防で常時カバーするのは無理です。
 今でも、災害時、災害発生の予想される時は消防団の出番になります。
 ののすごく大切な業務ですが、特殊な身分で「非常勤」ですし、ボランティア的性格の強い物です。
 大夫や地震となれば自分の家を空けて出動しなくてはなりません。
 本業の消防や警察でも大変ですが、消防団員は・・・
 
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 もう一つ、困ったことは、田舎には無くてはならない「消防団」ですが、過疎高齢化の進行が団員の確保に影響し始めてずいぶんになります。
 昔のように、昼間も地元で働く、百姓・山行き・商店主などが居なくなってきて、若い人はサラリーマン、公務員が多くなりサイレンが鳴るとすぐに消防団車庫に駆けつけられる人が減りました。
 そして、団員さんの年令も高くなっていますね。
 熊野市などでは山火事もあり、体力と知識と土地勘まで必要になることも多いです。
 今年は女性を含め25名の新入団員さんを迎えられたようです。
 しかし、この先をどうするのか・・・
 「待遇改善」などと言う手法では解決出来そうに無い問題ですね。

 「川や谷から水を連れてくる・・・」こんなことでも、地元を熟知した消防団の力は大きくなります。
 しからば、「防火水槽」と言っても、熊野市の分散した集落では・・・
 周辺部の簡易水道などでは消火栓も無理・・・
 

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by je2luz | 2017-01-05 04:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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